#第2日目|鼠ヶ関 平成16年(2004)8月26日(木)天気:晴れのち曇り
電車に乗って夕陽を見に行きますよ
羽黒山から鶴岡に戻ってきたのは、お昼過ぎ。当初の予定では、昨日に引き続き、鶴岡の街を散策するつもりでしたが、昨日は予想外に快調に散策できたので、見たいところはほとんど見終わっていました。
そのため、明日訪れようと思っていたところに行くことにしました。その場所は、鼠ヶ関。山形県の日本海側最南端に位置しています。
鶴岡が名残惜しく、途中でバスを下車して、鶴岡の街を歩きながら鶴岡駅に到着。ここから電車で向かうのですが、なんと車両事故が起きたとか!?
それでも、大幅に遅れることなく電車がやってきて出発!平日なのでガラガラですよ。窓の向こうには、黄金色の稲穂の海原が拡がっています。
車窓風景〜青い海だっ!
鶴岡を出てから稲穂の海ばかりが拡がっていましたが、ちょっと長めのトンネルを抜けると、右手に海が見えてきました!地平線がどこまでもまっすぐに続いています。
これから向かう鼠ヶ関では、夕景を見ようと思っていたので、この空と海がくっきりしたラインを見たとき、「幸先良し!」と思ったのでした。
まさかの無人駅〜鼠ヶ関駅
鶴岡駅から約40分、鼠ヶ関駅に到着です。鼠ヶ関周辺の観光マップなどは、駅に着いてから入手しようと思っていました。ところが、鼠ヶ関駅、無人駅でした・・・。
とりあえず、駅を出てぐるっと見渡してみると、新奥の細道と書かれた案内板を発見。観光案内コースも記されていたので、地図を頭にたたき込んで、歩き始めました。
(ちなみに、帰りに気づいたのですが、この駅舎、ヨットをイメージしているみたいですね)
見どころを散策
まずは、駅からほど近いところにある「念珠の松」を見学。無人でしたが、協力金を100円以上お願いしますと書かれていたので、箱に投下。異様に長い松でした。東海道沿いかどこかで見たことのある松でした。ちなみに、私の後に訪れた夫婦は、協力金を入れず、ギャーギャー騒がしかったので、ここを後にすることに。
次いで、鼠ヶ関マリーナ近くにある「源義経上陸の地碑」へ。一応来年(2005年)の大河ドラマなので、チェックしておかないと。そのまま海沿いを歩きます。ほどなく歩いたところに、「山形県温海町
県南の里 鼠ヶ関」「新潟県山北町 県北の里
伊呉野」と書かれた案内板が並んでいました。つまり、ここが山形県と新潟県の境のポイントです。海沿いの道から一本内陸に入った道沿いに石碑がありました。
ここは、いつだったか、TOKIOがソーラーカーで日本一周するという番組で通過したところです。たまたま番組を見ていたので。
念珠の松 |
源義経上陸の地碑 |
山形と新潟の境 |
期待できそう!>夕陽
県境から一旦離れ、海を見に行きます。
今日は夕陽を見に来たので、現在の状況(15時過ぎ)をチェックです。見てのとおり、太陽はまだまだ高い位置にありますが、天気は良好です。海面もキラキラしています。写真を見てるだけで、思わず目を細めてしまいます。
これなら、夕陽も期待出来そうだぞー!
鼠ヶ関
白河関、勿来関と並ぶ奥州三関の一つで、庄内に酒井氏がきた元和8年(1622)以後に整備されたと言われています。明治5年に関所が廃止するまで、出羽・越後の国境として重要な役割を果たしていました。
ちなみに、以前の関所は此処とは別の現在の線路脇のところにあったようです(現在は石碑が建っています)。
雲行きが怪しく・・・
関を後にして海に向かいます。
少し前から雲が多くなってきてましたが、海の向こうを見てみると、青空が垣間見えるものの、かなり厚い雲も見られます。
はぅ・・・さっきまであんなに晴れていたのに。とりあえず、灯台のある弁天島に向かうことにします。
夕陽は見えず
弁天島の奥にある灯台のところで、夕陽が沈むのをスタンバってみましたが、この日はあいにくの天気となってしまいました。
せっかく鼠ヶ関まで出張ってきたのに、今日はついていませんでした。まぁ、しかしまだ2日間あります。気を取り直して・・なんて思いながら、再び鶴岡のホテルに帰るため、鼠ヶ関駅に向かうのでした。
更新日:平成20年(2008)09月10日
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