#第1日目|鶴岡 平成16年(2004)8月25日(水)天気:晴れ
庄内藩校致道館
庄内藩の藩政建て直しを目的に、文化2年(1805)酒井家九代目藩主・忠徳が創設した藩校です。現在は、表御門、聖廟、講堂、御入間などが残されており、東北地方に現存する唯一の藩校建築として国指定史跡となっています。
私が訪れた時は、平日だったためか、たまたま新潟の方からテレビ局が撮影に来ていました。私が建物に足を踏み入れると、ちょうど撮影が終わったのか、そそくさと出ていきました。おかげで、誰もいなくなり落ち着いた空間を独り占めすることができました。
開館時間:9:00〜16:30
入館料:無料
三昧庵で昼食
時間はすでに14時過ぎ。お腹が空いて倒れそうだったので(大げさ)、大寶館の前を通過して、致道博物館へ。博物館に併設した三昧庵で昼食です。本に載っていたお店なので、きっと美味しいだろうと。
頼んだのは「麦切りセット」。麦切りとは、庄内地方のうどんです。このセットには、だだちゃ豆入りおこわや民田なすの漬け物などがついてます。
お腹が空いていたのを抜きにしても、マジ美味かったッス!特に、だだちゃ豆入りおこわ!!ちょうど8月下旬が最盛期だったので、余計だったかもしれません。香りがたまらないんですよ。
致道博物館〜庄内の小さな明治村(勝手に命名)
さて、お腹もふくれたところで再び施設を巡ります。まずは、目の前の致道博物館を訪れます。ここは、博物館と銘打っていますが、言葉を換えると愛知県の明治村のように、明治期に建てられた洋館などの歴史的建造物をここに移築したものを総称しているのです。
その中でもシンボルとなっているのが、下の「旧西田川郡役所」。明治14年建造の擬洋風建築で、国の重要文化財に指定されています。
開館時間:9:00〜16:30
入館料:大人700円(学生380円、小中学生280円)
鶴岡公園
致道博物館では、かなりの時間を過ごしてしまいました。平日で人も少なかったので、建物の隅から隅まで見てしまったのでした。
さて、時間はすでに16時過ぎ。先ほど通過した建物見学は16:30までなので、あまり時間がないぞー。でもその前に、鶴岡公園に立ち寄りますよ。
ここは、かつての鶴ヶ岡城跡です。「日本の桜百選」に選ばれている桜の名所です。一度春に訪れたいところです。その他に、藤沢周平の小説の舞台としても有名です。
大寶館
そして、本日最後に立ち寄ったのは、大寶館。これは、大正天皇の即位を記念して建てられた擬洋風建築です。かつては、市立図書館として利用されていましたが、現在は鶴岡が生んだ文豪達の資料館となっています。鶴岡カトリック教会天主堂と同じように、赤いトンガリ帽に白い板壁が青い空に映えます。屋根瓦も擬洋風建築らしくて味わい深いです。
開館時間:9:00〜16:30
入館料:無料
鶴岡夕景〜1日の終わり
さあ、全て見終わったので自転車を駅前の観光案内所に返却しました。観光案内所のおばちゃんに、「この辺りで夕陽がきれいに見えるところありますか?」と聞いたら「ないね〜。どこ泊まるの?ホテル?そしたらホテルから見るのが良いんじゃない」と言われ、あまり期待せずにホテルに戻りました。
ホテルは、運良く西側。しばらく眺めていたら、こんな景色が目に飛び込んできました。まぁ、思ったより良い夕景が見れたかな。
こうして、長かった1日が暮れゆくのでした。
更新日:平成20年(2008)09月10日
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