#小田原−熱海 平成16年(2004)2月28日(土)天気:晴れ
岩村駅(軽便)
【岩村駅跡】 |
久しぶりにコンビニを見つけたので水分補給。店員に「頑張って下さい」と言われたのは、歩いていることを見抜かれたのか?<ないない
城口駅(人車)真鶴駅(軽便)
【城口駅跡(真鶴駅跡)】 |
今度は真鶴道路をゆく。と言っても、この辺りは生活道路でもあるため国道135号と言い換えても差し支えない。JR真鶴駅近くの駐車場前がかつての城口駅跡(軽便では真鶴駅跡)。
【湯河原の街並みが】 |
吉浜駅(人車・軽便)
【吉浜駅跡】 |
右に左にとカーブし終わった辺りのところが吉浜駅跡。しかし、相変わらず下りだけ渋滞・・みなさんどこに行くんでしょう。
門川駅(人車・軽便)
【門川駅跡】 |
そのまま裏道をゆく。湯河原町はずれの辺りにかつての門川駅跡。人車鉄道と軽便鉄道との駅の位置が若干ずれている。そして、再び国道へと合流する。合流してすぐに千歳川。ここで相模国から伊豆国へ。現在の地名で言うと湯河原町から熱海市へ、となる。
ちなみに、熱海市は神奈川県にあるとよく間違われるが静岡県である。同様に、箱根のある箱根町は静岡県だと思っている人が多いらしいが、正しくは神奈川県足柄下郡箱根町である。
【潮音寺】 |
湯河原の平坦地を過ぎると、一転登り坂が始まる。木の生い茂る道をゆくも、海岸沿いを走っているため、左手には熱海湾に浮かんでいる初島も見える。しかし、延々と続く登り坂に少しグロッキー。
稲村駅(軽便)
【稲村駅跡】 |
伊豆山駅(人車・軽便)
【伊豆山駅跡】 |
この辺りまで来ると、「思えば遠くへ来たもんだ」的な感覚が普通になる。電車だと30分もかからずに来れるけど、昔は3時間も4時間も、駕籠では6時間かかったという・・・・・・今の時代に歩いて来た私からすると、その気持ちがよくわかるのだ。
【伊豆山神社への階段】 |
100・・・200・・・300・・・・・・全然先が見えん!!!まさかこんなに長い階段だったとは予想外。428段でようやく第一部終了。そして、鳥居を越えて第二部スタート。さらに急になった階段を登ること603段目でようやく境内に到着。もう息は切れ切れ、足はガクガク(情けない・・・・・・)。イヤ、この辛さは実際に歩いて頂ければわかるだろう。
さらに境内の中の階段を登って615段目でようやく伊豆山神社に到着。これだけ苦労して登れば、神様も認めてくれるだろう。・・・・・・なんて邪道なことを考えちゃダメだって<自分
赤を基調とした中にも威厳が感じられる立派な社殿だ。さっそく参拝をすまし、景色の良い境内のベンチで休憩。一生懸命登ってきた甲斐があって、眺めも良い。20分ほど風に吹かれると体力も回復。次なるポイントへ向かう。しかし、もっと体力つけなきゃなぁ・・・・・・。
次に向かったのは同じ境内にある伊豆山郷土資料館(150円)。ここには、伊豆山関連の像などが置かれている。最近は、日中は暖かくなったと館長談。
再び先ほどの階段を下る。途中、葉桜になりかけの河津桜を発見。熱海の河津桜にも期待がふくらむ。
国道に復帰。『愛初橋(あいぞめばし)』や『秋戸郷跡』など源頼朝・北条政子関連の史跡が点在している。ちなみに、先ほどの伊豆山神社でしばしの逢瀬を楽しんでいたとも言われているようだ。
熱海駅(人車・軽便)
【熱海のリゾート中心地】 |
その後、お宮の松の先にある河津桜を見に行く。しかし、こちらも葉桜になりかけており、しかも花勢(←造語)が感じられなかった。うーん・・期待していただけに残念。さすがに時期がちょっと遅かったか。それでも、昨年見たときはもっときれいに咲いていた気がするんだよなぁ・・・・・・今年は梅も桜も全般的に早めかも。
【熱海駅跡記念碑】 |
ホテル前にはかつて人車鉄道駅があったことを示す記念碑が建てられている。やはり歩き終えるのは達成感があって気持ち良い!
まさかのオチ(エピローグ)
【JR熱海駅】 |
久しぶりの歩きだったが、心地よい疲れを感じつつ全体的に満足のいく歩きだったと振り返り、電車に乗り込んだ。
熱海駅前にある軽便鉄道の蒸気機関車両を見そびれたことに気づいたのは、電車に乗り込んでからだった。(完)
歩数計 | 39,774歩 |
カロリー | 1,675.8kcal |
距 離 | 23.87km |
時 間 | 7:50〜16:13 |
更新日:平成21年(2009)09月13日
公開日:平成16年(2004)04月07日
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