#第4日目|酒田 平成16年(2004)8月28日(土)天気:晴れ
酒田市美術館
土門拳記念館でパワーを頂いた後、再び自転車に乗って次の目的地を目指します。えっちらおっちら坂を登り、到着したのは酒田市美術館。
最初は、「行くのやめるか」って思っていました。しかし、本間美術館と土門拳記念館との3館共通券を事前に購入してしまったので、やってきたのでした。
ところが、やってきて正解でした!
幸運なことに、東山魁夷展を開催していたのです!今年の4月、長野市の東山魁夷館近くに足を運んだのですが、諸事情により見ることかなわず。それがため、喜びもひとしおでした。
この美術館、高台に位置し、眺望も良かったです。ただし、内部の展示室のレイアウトは動線がいまいち分かりにくく残念でした。もちろん、東山氏の作品は目を惹かれる作品ばかりでした。絵に関しては、ずぶの素人ですが。
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:12月〜3月の月曜日、年末年始、展示替日
入館料金:520円
出羽大橋より鳥海山を望む
土門拳記念館と酒田美術館でゆっくりしすぎました。あまり時間がない中、急いで主要なポイントを巡ります。まずは、中心地へと戻らなくてはなりません。昨日船下りをした最上川を渡っている途中、前方には鳥海山が雄大な姿を見せてくれました。
この橋を渡る景色、何度か目にした記憶があります。おそらく、合宿免許取得中宿泊していた民宿から送り迎えしてもらっている時に見たのだと思います。
デジャヴ・・・ではありませんが、それに近いような感覚です。
六角灯台〜日和山にて
ギアーのついていない自転車こぎ続けて到着したのは、日和山公園。ここに来た目的は、写真に写る六角灯台を見ることと、ここからの夕景が有名だとのことで、まだその時間ではありませんが、どんな景色を見れるのだろうと楽しみにしてやってきたのでした。
どちらも、素晴らしいものでした。しかし、何よりも印象的だったのが、この日和山公園が子供達の遊び場となっていたことです。土曜日だということもあって、たくさんの親子連れで賑わっていました。
旧白崎医院
日和山公園を後にして、公園をグルッと廻り到着したのは、洋風建築の外観がまぶしい旧白崎医院です。その名の通り、もともと外科医院として利用されていました。
大正8年(1919)建築で、酒田市指定文化財に指定されているこの建物は、本格的な木造洋風建築、本格的な外科専門医院等の特徴が挙げられ、現在は一般に開放されています。
中を見てみますと、1階が医院で、2階が住居となっていたようです。1階には、今でも手術の道具がそのまま残っており、感慨深いものがあります。
開館時間:9:00〜16:30
休館日:12月1日〜3月31日
入館料:無料
酒田駅に戻ってきました
その後ついに時間がなくなってきて、即身仏のある海向寺や巨大な大仏様のある持地院などはあきらめ、最後に本間美術館に立ち寄りました。その後、美術館と対面にある思い出のダイエー酒田店に立ち寄り、お土産を購入。
そのまま酒田駅でレンタサイクルを返却。どうも1日お世話になりました。
[レンタサイクル貸出場所]
酒田駅観光案内所 他
利用時間9:00〜17:00(パンフレットには10:00〜と書いてありますが・・・)
日本海最後の夕景に向けて〜車窓風景
さあ、4日間の旅もラストランです。これから電車を乗り継いで帰ります。まずは、酒田駅から「きらきらうえつ号」という列車に。最近、JRが積極的になっている豪華車両の一つで、一つ一つの席にゆとりが感じられます。
たまたま隣り合わせた男性と夕陽談義で盛り上がったり、酒田で購入した「だだちゃアイス」を食べつつ、夕陽を待ちます。
左の写真は、笹川流れという名所で撮影しました。日はまだ高いです。
旅の終焉
しかし、電車は新潟県に入り、海から離れて内陸へ入ってしまいました。残念ながら海へ沈む夕陽を見ることはできませんでした。それでも、田園風景に見える夕陽もなかなかのものでした。
4日間という期間、最初は「長いかな」なんて思っていましたが、決してそんなことはなく、むしろ足りないくらいでした。どこの街にも、なにげない中に見所があり、魅力があり、そして普通の生活では体験できない出来事が待っているのです。
今回の旅でも、あらためて日本の良さを実感できました。
最後までお付き合い、ありがとうございました
更新日:平成20年(2008)09月10日
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