#第7〜8日目:中之島その2 平成24年(2012)4月22〜23日
中之島港
中之島滞在4日目(旅開始6日目)は、大雨のため、写真撮影が全くできませんでした。また、本来名瀬行きの船が来る予定が欠航してしまいました。つまり、我々一行も滞在期間が1日延びたということになります。
そして滞在5日目(旅開始7日目)、まだ天候不順ですが、徐々に回復してくるとのこと。船も荒波の中、鹿児島からやってきました。さすがの船員さんも少々グロッキー状態に見えました。
早朝、同宿していたNさんの見送りも兼ねて、中之島港にやってきました。Nさんは奄美経由で帰京するとのこと。歩いて島を1周するなどパワフルな方でした。まだ波も高いので、お気をつけて!
ヤルセ灯台
Nさんを見送った後、我々は、ずっと訪問機会を狙っていた場所を目指します。それは、島東南部の「ヤルセ」です。ただし、ヤルセに向かう途中の道ががけ崩れのため通行不可になっているとのこと。その手前で車を停めて、徒歩で向かいます。
途中、家畜が野生化したヤギを見つつ歩くこと数km、ヤルセ灯台に到着です。このヤルセ灯台は、中之島屈指の風光明媚な場所ですが、ここにたどり着くまでが少々大変です。
ヤジガウラ
ヤルセ灯台からさらに先に進みます。途中、「ヤジガウラ」と書かれた案内板を横目に竹やぶの中に。この島にはハブがいないので安心……と思いきや、ヒルがいました!!危うく吸いつかれるところでした。事前にヒルが出ると聞いていて良かったー。
さて肝心の景色は、そそりたつ岸壁とそこに打ち付ける波がダイナミックで圧倒されます。足を滑らせて崖下に落ちないように注意せねば。
ヤルセ――大自然に抱かれる
ヤジガウラを後に、さらに進みます。ガイドブック等には載っていませんが、このヤルセには、立派なガジュマルの木が林立した場所があります。下の写真だけではうまく伝えることができませんが、まるでガジュマルのジャングルのようです。スケール感を出すために、妻に登場してもらいましたが、こんな巨木がゴロゴロしているのです。この場所はおススメ!!
ちなみに、地図を見ると、東地区から道が続いているように見えますが、かなり荒れているため、歩く前に島の人に確認した方がよいでしょう。
七ツ山海岸
たっぷりとヤルセを堪能した後、再び車を停めた場所まで徒歩で戻ります。途中、行きにも通りましたが、一昨日訪れた七ツ山海岸を遠望する絶景スポットがあります。天気が良ければ左に御岳、右には口之島が見えるそうですが、この日はいずれも見えず。それでも、ここから見る景色は一見の価値あり。
林道中之島線
ヤルセから高尾地区に戻ってきてから、高尾地区にお住まいのKさん宅に御邪魔してヤギと戯れる。Kさんは、野生化ヤギを捕獲して飼っているのだ!!
そろそろ夕刻。このまま帰るのもなんなので、本日島を発ったNさんが歩いたという御岳1周を経由して宿に戻ることに。
裏から見る御岳も美しかった。いつかまた来る機会があれば、歩いて1周したいなぁ。
集落
中之島滞在6日目(旅開始8日目)、ついに中之島を去る日で、トカラ列島を去る日でもあります。この日は、朝から天気がよく、朝から美しい御岳の雄姿を拝むことができました。
船の出港まで集落周辺でぶらぶらすることにしました。御世話になった温泉に寄付をしたり、何度も御世話になった集落内で数少ない自販機で御茶を購入したり、楠木集落でズアカアオバト(尺八バト)の美しい鳴き声を聞いたり、楽しいひと時でした。
宿に戻ってからお昼を食べて、荷物を持って港へ。
御世話になった自販機 |
楠木集落のガジュマル |
楠木集落から見える中之島港 |
中之島小中学校と御岳 |
御世話になった宿なごらん荘と御岳 |
フェリーとしまと御岳 |
さらば中之島……
名瀬からのぼってきたフェリーとしまに乗船。港には、御世話になった宿の女将さんたちや滞在中御世話になった人たちが。大きく手を振って別れを告げます。またいつの日か訪問する日まで……。
宝島を出港する時も思ったのですが、船で島を離れるのは、非常に感慨深いものがあります……。
鹿児島港へ
中之島を出港後、口之島に立ち寄り、その後船に揺られ続けること7時間半(ほとんど寝てました)、鹿児島港に到着しました。
鹿児島の街は都会でした。
ドルフィンポートで夕食を頂いたのち、テクテク歩いていづろ通りの1本裏手にあるホテルにチェックイン。この日はぐっすりと眠りました。
更新日:平成24年(2012)05月14日
公開日:平成24年(2012)05月14日
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