#第2日目|尾上・黒石 平成16年(2004)7月18日(日)天気:晴れ
弘南鉄道に乗車
白神山地から弘前に戻ってきたのは、まだ14時前後(だったと記憶してます)。今日は、もう少し観光できると瞬時の内に思い立ったのは、「尾上」「黒石」。
尾上は擬洋風建築、黒石はかつての城下町。それぞれ時代は違いこそすれ、歴史を感じることができる、マイナースポットです。ここなら落ち着いて見学できるだろうと、弘南鉄道に乗り、まずは尾上を目指します。
弘前始発の2両編成の弘南鉄道は、田園の中をトコトコ走ります。心が和む時です
尾上警察官駐在所も洋風に
津軽尾上駅に到着。目指すべきところは、歩いていけるところにあるそうなので、歩いていくことに。っていうか、駅前に何もないから歩くしかないけど。
ありがたいことに、ところどころに案内板が建てられています。その途中、右の写真のような建物が。なんと「尾上警察官駐在所」と書いてあります。
驚きでした。実は、これから訪れる予定の「盛美園」にある「盛美館」は、本で見た限りこんな感じだったのです。これは、盛美館を意識して設計していますよ。間違いない!
盛美園
歩いて10分ほどで到着。やってきました「盛美園」。国の名勝にも指定された名園で、尾上町の名士・清藤家の24代当主盛美(もりよし)が、明治35年(1902)から9年の歳月をかけて作らせたものです。
注目すべきは、写真に見られる洋風な建物。パッと見は洋館ですが、1階部分は数寄屋造りの純和風となっており、目立つ2階部分がルネッサンス様式の塔のある洋館となっているのです。
残念ながら、洋館の2階部分は見学不可でしたが、1階部分と、建物裏にある御宝殿(ただし、30分置き)は見学可能です。
(上で載せた駐在所と比較してください。絶対模してますよねー)
黒石という街
盛美園を十二分に見学したのち、再び津軽尾上駅に戻り、次に目指したのは、弘南鉄道の終点・黒石。黒石は、かつての城下町で、すでにお城はないものの、古い街並みが堪能できるということで、訪れてみました。
駅に降り立ってみると、駅前ロータリーも立派で、予想以上にぎわいでした。のんびりと歩きながら目指すは「中町通り」。ここは、北国街道・高田で見かけたような、雁木の続く‘こみせ’と呼ばれる街並みが見られるとのこと。駅から12分ほど歩くと、大きな杉玉が目の中に飛び込んできました。
どうやら夜はライトアップをする模様。「夜まで待とうか」とも思いましたが、予想以上に膝(ひざ)の調子が良くないことから、ライトアップを見学するのは断念し、再び駅に向かいました。
帰りの弘南鉄道車窓から
再び弘南鉄道に乗って、黒石駅から、終点・弘前駅まで戻ります。
今日は、天気・くもりのはずが、良い意味で裏切って天気が良く、晴れ男ぶりを発揮した1日となりました。
トコトコ走る鉄道横には、一面に田園風景が拡がっていました。これでも津軽平野の一部なんですよね。
日本も広いんだな〜と感じたのでした。
更新日:平成20年(2008)08月27日
トップページ>旅行記>北東北夏旅行2004>第2日目:尾上・黒石
Copyright©2001- Takayoshi Nagano. All Rights Reserved