#第1日目|角館−秋田内陸鉄道 平成16年(2004)7月17日(土)天気:雨
みちのくの小京都・角館は・・・雨だった
勤め始めてから長期休みをとることが難しくなってきましたが、夏休みだけは例外でした。そんなわけで、毎夏にフラフラとあちこちに出かけるようになりました(主に国内)。
今年はどうしようかと迷いましたが、長年行きたいと思っていた「白神山地」を訪れることにしました。せっかくなので、同じく長年の夢であった角館にも立ち寄って行くことに。
東京駅6:00発の臨時秋田新幹線こまち号に乗って、角館駅に9:31着。
降り立ってみると、雨がシトシトと・・。雨が降っていることは、途中からわかっていたけど、自他共に認める晴れ男の、「もしかしたら角館だけ雨が止んでいるかも」というかすかな願いは、はかなく消えたのでした。
田町武家屋敷通りの安藤家
まずは、観光のメインストリートである武家屋敷通りを目指します。角館駅から徒歩で20分程ということで、歩いていくことに。雨もそれほど降ってなかったし。
しかし、雨が降っているせいか、猛暑の東京に比べて、過ごしやすい気温だ。27〜8度くらいだろうか。逆に雨が降って良かったかも・・と、いつもながらお気楽な(よく言えばポジティブな)ことを思いながら、テクテクと。
ところが、観光客らしき人は一人も歩いていない。みなさんタクシーを利用してるのか?
そんなことを思いつつ、途中道を逸れて立ち寄ったのは酒屋兼味噌屋の安藤家。立派な母屋とともに、煉瓦造りの蔵(写真左奥)がステキです。ちなみに、この安藤家が建つストリートは、田町武家屋敷通りと呼ばれており、一般的に武家屋敷通りと言われているところとは別のストリートです。
内町武家屋敷街(武家屋敷通り)に到着
先ほど左折した十字路に戻ってきて、武家屋敷通りを目指します。少し雨が強くなってきた頃、しだれた葉の見られる道になってきました。ようやく武家屋敷通り(内町武家屋敷街)に到着したようです。ここは、伝統的建造物群保存地区に指定されています。
どうやらしだれている葉は、しだれ桜の木のようです。これなら、たくさんの人が桜の季節に来たくなるのも頷けるというものです。
ちなみに、写真には写っていませんが、この武家屋敷通りに着いた途端、どこから現れたのか、観光客がドワーーっと。<人が入っている写真だと落ち着いた街の雰囲気が伝わらないので、粘って人のいない写真を撮影しました。
見学可能なお屋敷は全て混雑
武家屋敷通りには、有料・無料で建物内部を見学できるお屋敷が6軒あります(ただし、1軒は庭のみ)。
右の写真は、2軒ある有料屋敷のうちの1軒、青柳家の門から内部を見たものです。
こんな写真で申し訳ありません。これまた写真にはほとんど人が写っていませんが、建物内部は、ものすごい人で写真撮影どころではなかったのです。屋根裏だか2階部分だかを見学するのに渋滞までしてたんですよー。<そこは待つのがイヤで見学せず。詳細は未確認
ちなみに、見学可能な屋敷6軒とも全て混んでいました。雨降っていたせいもあるのかなぁ・・。夏の3連休初日とは言え、まさかこの季節に角館がこんなに混むところだとは予想だにしていませんでした。
見学可能なお屋敷は全て混雑
もう1軒掲載。こちらは岩橋家。建物内部に入れないせいか、はたまたたまたま人がいない時間帯だったのか、他の場所に比べて見学者が少なく、丁寧に手入れされた庭園を見学することができました。
と言いつつ、写真は玄関部。いや、あ、アジサイを見てもらいたかったのですよ。(実は、撮影した庭園の写真は手ぶれのため掲載に耐えきれず・・ということは隠しておこう。)
まぁ、そんなこんなで人混みで体力を消耗しつつ、「ここはまたリベンジだな」と思い、再び角館駅へ。駅前の民宿兼食堂で、どうやらこの地域の名物らしい「稲庭うどん」を食しました(後で知りましたが、日本三大うどんの一つでした)。そして、小腹も満たされたところで、次の目的地・弘前に向かうべく駅へ。
秋田内陸縦貫鉄道
弘前に行くルートとして、あえてJRではなく、第3セクター運営の秋田内陸縦貫鉄道を利用することにしました。
鉄道自体に興味はないのですが、「マタギの里」を縦断する鉄道として、ものすごい山の中を通過するのだろうな〜と興味が駆り立てられたのです。本当は、途中どこかに立ち寄りたかったのですが、スケジュールが合わず、また次の機会に持ち越し。
ちょうど良い時間帯に急行「もりよし」が走るので、これを利用することに。駅に止まっていたのは普通の車両。「え?これが急行?」と思ったのもつかの間、車内の予想外の豪華さに驚いてしまったのでした。
ほどなくして出発!
マタギの里を通過する
思っていたより多くの乗客を乗せて、電車は走り始めました。しばらくは田園地帯を進みます。ところが、山間部に入るにつれて、徐々に雨脚が強くなり、せっかくの大きな窓にも水滴がつきはじめ、いつしか窓を滝のような雨が流れる始末。
それでも頑張って撮影したのが左の写真。ちょっとピンぼけ気味に写っているところは、水滴がついているところ。結構奥地に入ってきているところで、手前にはまだ田が広がっていますが、徐々に山が迫ってきています。次回来るときは、途中下車してみなきゃ。
そんなこんなで2時間のマタギの里縦断の旅は終了。終点の鷹巣駅に到着です。
青森県に入ると晴れ間が!晴れ男炸裂!<大いなる勘違い
鷹巣駅でJRの特急に乗り換えます。事前に指定席を購入していたので、なんなく座れました。
さっきの雨はどこへやら、青森県に入るやいなや青空が広がり始め、太陽の日差しまでも出てきました!前日の天気予報だと、今日は雨の予報だったのに。弘前ではレンタサイクルを借りようと思っていたので、まさに渡りに船!<ちょっと使い方違う
まさに晴れ男炸裂です!<たまたま
途中ちょっとしたトラブルがあり、予定より15分ほど遅れて弘前に到着。約1年ぶり2回目の訪問となります。
更新日:平成20年(2008)08月27日
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