#第1日目:宮崎空港−志布志 平成20年(2008)7月19日(土)天気:晴れ
旅のはじまり
やってきました宮崎県に!某県知事に踊らされたわけではなく、宮崎県内の都井岬というところにいる日本在来馬の一種・御崎馬(みさきうま)に会うためです。
しかし、せっかく宮崎に来たのだからいろいろと見てみよう……というわけで、まずは空港からほど近い「青島」に向かうことに。無料駐車場がJR青島駅前にあるので、そこに車を停めました。ビロウだかフェニックスだか南国の木々が植わっていますが、駅周辺は閑散としていました。
青島
青島は、かつて新婚旅行の最大訪問地だったそうです。現在は、ぼちぼちと観光客が訪問する程度でしょうか。ここは自然のビロウが植わっていて、国の天然記念物として指定されているほど。島の周りには白い砂浜が囲んでいるように見え、一部分を切り取れば、南国の島に見えないこともありません。
この島のもう一つの特徴は、通称「鬼の洗濯板」と呼ばれる、一風変わった奇岩が一面に広がっていることです。旅に来る前に見た写真では、大したこと無いと思っていましたが、実物を見てみると、かなり広大な奇岩が続いており、しかも誰かが造ったのではないかと思うほど人工的な石にも見えて、そのあまりの不思議さにビックリしてしまいました。
道の駅フェニックスからの絶景
青島を後にして、次の目的地へ。屈指の絶景ポイント・堀切峠近くの道の駅・フェニックスへ。駐車場に車を停めてから、道の駅に立ち寄る前に、展望台から見える景色をみてみると、これがまた絶景と呼ぶにふさわしいではありませんか!ここは、立ち寄り必須箇所です。
道の駅フェニックスにて
絶景を堪能した後道の駅建物内へ。
時間もお昼なので、ここでお昼ご飯を食べていくことに。注文したのは、宮崎地鶏を使った(?)チキン南蛮定食。連れは鶏の炭火焼定食。どちらも、某県知事が「地鶏地鶏」と宣伝しているだけあって、なかなか美味でした。
「港の駅」前の海
お腹もいっぱいになったので、再び次の目的地を目指します。右手に日南海岸の南国らしい素敵な風景を見つつ車を走らせ、港の駅に一度立ち寄ります。ここでも食事をできるようで、美味しそうなメニューが並んでいました。この港の駅の前の海の色がとてもきれいでした。
道の駅なんごうにて
ただ車に乗っているだけでは疲れるし面白くありませんので、道中に道の駅があれば立ち寄るようにしています。というわけで、南郷町の道の駅なんごうに立ち寄り。ここから見える海の色も美しく、ここが本州であることを思わず忘れてしまいそうです。
宮崎といえばマンゴー。というわけで、完熟マンゴーソフトクリームをいただきました。あの高級な宮崎マンゴーがたった300円で……どれだけマンゴーを使っているのか不明ですが美味しかったです。
美しい日南海岸沿いの風景
空港を出発してから海岸沿いに車を走らせてきましたが、この日南海岸沿いの道は日南フェニックスロードと呼ばれており、リアス式海岸の入り組んだ地形が続いています。その出入りの激しい地形も見ものですが、やはり南国特有のエメラルドグリーン色した海を臨む日南海岸沿いの風景は、どこを切り取っても美しかったです。
都井岬
さらに南下を続け、ついにリアス式海岸の最南端地の都井岬に到着です。ここが今回の旅の一番の目的地です。目的は、下の写真に写る「御崎馬(みさきうま)」という、馬に会うことです。
御崎馬はこの都井岬のみで生息する野生馬であり、8種ある日本在来馬の一つです。ちなみに、野生馬といいつつも、都井岬の外へは出ないようにしてあります。御崎馬はサラブレッドよりも一回りぐらい小さい馬で、気性もおとなしく、ひたすら草を食んでいる姿がとても可愛らしいのです。
第一日目の終わり
都井岬でたっぷり御崎馬と絶景を堪能した後、本日の宿がある志布志(鹿児島県)へ。ちなみに、志布志は合併して志布志市になりましたが、「しぶしし」って言いにくい……。
ホテルにチェックイン後、夕飯を食べに外に繰り出します。夕飯前に志布志駅をチェック。昔は交通結節点でしたが、今ではローカル線の終着駅と化しており、誰もいないホームには夕闇と共に旅情が漂っていました。
夕飯は、志布志駅近くの食堂で。閉店間際だったからか、焼き魚がメインのはずが刺身にトンカツにとおかずが盛りだくさん。後から連れに言われてなるほどと思ったのが、こちらの醤油は甘いこと。まさにところ変われば品変わるを実感した瞬間でした。
更新日:平成21年(2009)09月27日
公開日:平成21年(2009)09月27日
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