#第3日目:さくらの滝−川湯温泉 平成18年(2006)8月27日(日)天気:快晴
さくらの滝
宇宙展望台を後にして、山の中に入っていきます。途中、一本道を横に入ると砂利道となりガタゴト揺られながら、しかも途中に「クマ出没注意」の看板にビビリながらも、なんとか目的地に到着。到着した場所は、清里町の「さくらの滝」というところで、この時期になるとサクラマスが遡上してくるというところです。こんなところ誰も来ないだろうと思っていたら、次から次へと観光客が。と言っても、地元に住んでいる方が多そうでした。
さて、お目当てのサクラマスですが・・・滝を見ていると、次から次へと自分の何倍もの高さの滝を乗り越えようと果敢に挑む姿がっ!!高さに加えて、かなりの水量があり、押し流されたりしていましたが、何度も何度も繰り返しチャレンジしている姿に心打たれました。
観光地と化した神の子池
緑の中に続くアスファルト道路を走り、左手に「神の子池」と書かれた看板のところを右折。ここから約2kmほど、車のすれ違いがやっとという細いダート道が続きます。開けたところに出ると、そこが駐車場。車を止めて歩くこと数分、目的の場所に到着です。その場所とは「神の子池」。
神の子池は、周囲を林に囲まれた、近くにある摩周湖の伏流水とも言われる湧き水があふれる池で、その澄んだ碧色の様がとても神秘的です。が、かつては、穴場スポットとして一部の観光客のみに知られていたのですが、今では一大観光地と化していました。自分も、その一人ですが・・・(汗
しかし、池に罪はありません。その美しさは相変わらずであり、水に手をつけてみると「冷たい〜〜〜〜っ」
同じく観光地と化した裏摩周展望台
神の子池を後にして、舗装道路に合流する手前で、観光客の車に車両トラブルがあったらしく、神の子池を訪問した、そしてこれから訪問しにやってきた観光客(車)で一時は大渋滞に。それをなんとか乗り越えて、次に向かったのは「裏摩周展望台」。
摩周湖を望む展望台は3箇所あり、大型バスも駐車可能の・王道「第一展望台」、自動車のみの駐車場がある静かな展望が楽しめる「第三展望台」、そして今回の第一・第三の裏側に位置する「裏摩周展望台」。まずは、その裏摩周展望台に立ち寄りました。上記の「神の子池」と近いところに位置しており、セットで見に来ることが出来るためか、狭い駐車場は満車状態。なんとか止めることが出来て、さっそく展望台へ。
3年前は濃霧のため何も見えず・・・今回は、ご覧の通りっ!翌日訪問する第一、第三展望台よりもカムイッシュ島(島の中央に浮かぶ島)が大きく見えた気がしました。
「大文字焼き」ならぬ「牛文字焼き」?
裏摩周展望台を後にして、道は下り坂に。快調に飛ばしていると左手になにやら気になるものが。車を止めてみてみると「牛」と書かれた山がっ!!!
「京都の大文字焼き」ならぬ「牛文字焼き」?
まぁ、正確には「牛」の文字になるよう、草刈りをしているだけだと思うのですが、これはインパクトがあって面白かった〜。
330度の視界を持つ展望台・開陽台
続いてやってきたのは、かつてライダー達の聖地として知られている「開陽台展望台」。高台に位置しているため、目の前に根釧大地が拡がる330度の大パノラマ眺望が見えるはず・・・だったのですが、生憎の曇天。峠を越えてから低くたれ込めた雲が広がってきてしまいました。それでも、ここから見える景色は抜群です!ちょっと肌寒くなってきましたが、せっかくなので牛乳+コーヒー牛乳を飲みました。
波打つミルクロード
開陽台展望台の近くに、ミルクロードと名付けられた道があります。この道は、下の写真の通りアップダウンの続く道が永遠に続いている(かのような)道なのです。この景色を見ることが出来るのは、国内ではこの北海道だけかもしれません。
ホルスタインのいる風景
根釧台地の中の道を走ります。この中標津近辺は、碁盤目のように縦横に道が交差しており、どこまでも一直線に続く道が多いのです。贅沢なことを言えば、それが単調に感じられる時があるのですが、そんな時に出会うホルスタインのいる風景は、「あ〜北海道なんだな〜」って感じさせてくれる、素晴らしいものなのです。
なかなか車を運転していると、こういう写真を撮影出来ないのですが、ここで連れが降りて写真を撮っていたので、一緒に撮影してみました。
多和平展望台
時刻は夕刻。そろそろ宿に向かう時間ですが、その前にどうしても行きたいところがあったので、連れがグーグー寝ている間に足を延ばしたのは、多和平展望台。ここは、先ほど訪問した開陽台展望台、そして900草原展望台と並んで素晴らしい景色を堪能出来る展望台なのです。
到着後、連れを起こして一緒に展望台からの景色を眺めます。しかし、若干雲が多めで、しかも冷え込んできたため、あまり長居することができませんでした。それでも、この景色をわざわざ見に来た甲斐がありました。
ちなみに、この多和平に向かう途中、国道を走っていたら、前を走る乗用車がその前を走るトラックを抜かした途端にパトカーに捕まっていました。スピード出し過ぎは気を付けましょうね〜<安全運転派です
川湯温泉に宿泊
本日の宿泊地は、川湯温泉です。昨日の羅臼に引き続き温泉地での宿泊ですが、温泉街が形成されているこちらの方が、温泉地に来た感じがしました。
宿泊したホテルは、老舗の「御園ホテル」。と言っても、結構リーズナブルなのです。料理もまぁまぁ美味しかったし(食べ放題のジャガイモが美味しかった〜)、肝心のお湯も露天風呂もあってとても気持ち良かったです。食後、通りでお祭りをやっているというので、散歩がてらブラブラとしてきました。こうして3日目の夜も更けていくのでした。
更新日:平成20年(2008)08月26日
公開日:平成18年(2006)12月26日
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