#第2日目:根室−納沙布岬 平成18年(2006)8月26日(土)天気:快晴
根室の夜明け
北海道道東旅行2日目の朝を迎えました。今回宿泊したところ(あづま旅館)は、駅からほど近く、部屋も広々していたのですが、エアコンが設置されておらず、且つ車は歩道に路駐というところで、ビックリしました。夜寝る時に暑かったので窓を開けて寝たのですが、8月にもかかわらず朝方はかなりヒンヤリしていました。そんなひんやりした空気に触れながら、日本国内でかなり早い日の出を拝みました。今日も1日天気が良さそうです。
北方原生花園で馬たちとご対面
朝食をとった後、8時前に出発!まずは、現時点での日本最東端地・納沙布岬を目指します。その前に、北方原生花園に立ち寄ります。もっとも、花を見るためというより、馬を見るために立ち寄ったというのが正解です。事前に、ここで馬に会えるという情報を入手してやってきたわけですが・・・ご覧の通りたくさんの馬たちが出迎えてくれましたっ!
この馬たちですが、何をするわけでもなく佇んでおりました。近くによると、ぬーっと顔を突きだして、そのつぶらな瞳でこちらを見つめてくるのです。かわいいのう。肝心の花は、馬たちが散策路を占領していたため見ることが出来ませんでしたが、この馬たちに出会うだけでも訪問の価値有りです。
この日も天気が良かったためか、振り返ってみると、国後島を望むことが出来ました。
納沙布岬−日本最東端の地−
北方原生花園を後にしてからほどなくして納沙布岬に到着です。納沙布岬は、日本最東端地です。正確には、南鳥島が最東端になりますが、訪問することは叶わないので、ここが最東端地になります。岬の突端まで向かう途中、反対からやってきたご婦人がすれ違いざまに「これだけ島を望むことが出来るのは年に数回だ」と言ってましたが、ロシアによって占拠されている「北方領土」の島々は、肉眼でもくっきり望むことが出来ました。
訪問した日からさかのぼること10日ほど前・・・日本のカニ漁船が、貝殻島付近にてロシア国境警備局から銃撃・拿捕され、乗組員の一人が亡くなった事件が発生しました。その有無を言わせない高圧的な態度に憤りを感じたものでしたが、現在の北方領土問題の現在の日本・ロシア両国の現状(=北方領土をロシア側に占領されていること)がそのまま反映されていると思わずにはいられませんでした。
と、こんな事件が起こった直後に訪問したので、納沙布岬周辺も警戒態勢がひかれているのでは・・・と思っていましたが、いたって普通の状態でした。このような事件が二度と起こらないよう、政府もきちんと毅然とした態度でロシア側と協議・調整し、一刻も早い問題解決を図ってほしいものです。
更新日:平成20年(2008)08月26日
公開日:平成18年(2006)12月09日
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