#第1日目|美瑛(パノラマロード) 平成16年(2004)10月30日(土) 天気:晴れ
プロローグ
10月末の東京。今年の不順な天気を象徴するかのように、この時期にしては珍しく、今にも泣き出しそうな曇天。空港で長々と待つのはイヤだったのですが、万が一のことがあっては困ると思い、ゆとりを持って自宅を出て空港に到着したところ、予想以上の人出でビックリ。
結局荷物検査で時間をとられ、あたふたと飛行機に乗り込み、離陸にも20分ほど遅れが出て早くもトラブル勃発です。
それでも、飛行機が雲の上に抜けると、そこには澄み切った青空が拡がっていました。さあ、この2日間、どんな旅が待っているのか楽しみです。定刻より15分遅れで空港に着陸。速攻で空港前に止まっていたバスに乗り込み、バスは美瑛に向けて動き出しました。
JR美瑛駅
バスは、美瑛駅前に到着。ここで降りたのはたった3人。土曜日だから、はたまたこの時期の北海道は時期はずれだからかわかりません。
まずは、駅前の観光案内所「四季の情報館」で観光マップをゲットし、本日の宿泊場所を目指します。というのも、宿でレンタサイクルを借りることにしていたためです。
宿に向かう前に駅をパシャリ。重厚な感じがする割に、建物自体が新しいためか明るい様相を醸し出していました。
美瑛川
宿まで約3km。迎えに来てくれないので歩いていくことに。駅を出てほどなくすると川を渡ります。
美瑛川です。
きれいに色づいたカラマツも見事ですが、それ以上に水の青々とした清さにビックリしてしまいました。こんなきれいな川、本州だと上流に行かないと見れないよー。
大雪山系〜新栄の丘公園付近より〜
宿に到着し、さっそく自転車を借りて出発!
いきなり視界に飛び込んできたのは大雪山(旭岳)から十勝岳、富良野岳等に至る山並みでした。北海道らしさ全開の、広大な景色を見ていきなりハイテンション!
(技術がないため、写真を繋ぎ合わせたところに線が入っていることご了承下さい)
宿主オススメルート
上り下りを繰り返し、車の往来のほとんどない宿主オススメのルートにやってきました。ローアングルで撮影してみましたが、この景色の良さをうまく表現できませんでした。
丘をたどる稜線ラインが見事です。
美瑛の風景
宿主オススメルートから脇に逸れて丘に上がってみました。そこには、遠景に大雪山系、近景に丘という、まさに美瑛の風景が拡がっていました。まるで絵のような風景です。
からし菜の花と大雪山系
この時期に何故菜の花が!?と思っていたら、からし菜という花だそう。この写真だけ見ると、春の景色に見えてきます。(実際は晩秋)
美瑛の風景2
秋の美瑛は、トーンが抑えめです。そんな中、赤い絨毯(じゅうたん)を見つけたのでフレームにおさめてみました。倉庫らしい建物も良いアクセントになりました。確かめませんでしたが、赤い絨毯の正体はなんだったのでしょう・・・・・・。
美瑛の風景3
車の進入禁止の道をゆきます。その途中、今走ってきた道を振り返ってみました。道沿いには色づいたカラマツが続き、右奥にはまるでゴルフ場のような丘が続いています。気持ちよかー!
美瑛の風景4
藁を積んだこの風景、北海道ではよく見ることができます。ちなみに、黄色に見える畑は、カラシ菜です。
パノラマロード
パノラマロードと呼ばれているところです。大雪山系を背にして撮影しています。右手奥には、千代田の丘展望台が写っています。先ほどから三角屋根が見えていたので気になっていました。さっそく行ってみましょう。
千代田の丘展望台より
自転車を押して千代田の丘展望台にやってきました。おそらくピーク時にはものすごい人が訪れていることと思いますが、秋のこの季節、閑散としていました。しかし、ここから見える景色は一級品です。
上段の写真は、十勝岳や美瑛岳、富良野岳などを望み、手前にはふれあい牧場があります。下段の写真は、大雪山(旭岳)等を望んでいます。これらの山並みを見たい方は、ここがオススメです(特に午後)。
哲学の木
千代田の丘展望台を後にして、次にやってきたのは哲学の木。木が少し傾いており、それが何かを考えているように見えることから哲学の木と名付けられたとか、他にも色々といわれがあるようですが、美瑛では、こうした1本だけある木がとても絵になります。
四季彩の丘
ちょっと雲が多くなってきましたが、ここ四季彩の丘からの大雪山系の景色、なかなか良いですよ。それがためか、この辺りにはペンションなどが結構見られました。
美馬牛小学校
故・前田真三氏の写真で有名になった美馬牛小学校です。夕陽が当たるまで待ち続けてこの写真。もっとアップの写真も撮影したのですが、校庭を入れたかったので、全景をフレームに。
クリスマスツリーの木
見たまんまじゃん・・・・・・と思いますが、クリスマスツリーの木です。日が沈みかけており、そのシルエットがきれいに映えました。
美瑛の夕景
夕景は、名もなき丘で眺めることにしました。丘の途中に、ため池なのか池があったので、穏やかな湖面を用いて撮影してみました。
素晴らしい景色に出会えて、最後にはきれいな夕景を見ることが出来て満足の1日でした。
更新日:平成21年(2009)10月27日
公開日:平成16年(2004)12月19日
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