#第2日目|岩槻−南鳩ヶ谷 平成17年(2005)7月9日(土)天気:曇りのち雨
日光御成道2日目スタート
【東武鉄道岩槻駅前】 |
そんな梅雨の合間に天気予報とにらめっこしつつ、日光御成道の続きを歩きにやってきた。無性に歩きたくて仕方がなかったのだ。
電車を乗り継いで、前回の終了地点・岩槻駅に到着。今にも降り出しそうな空だが、午前中はもちそうだという天気予報を受けて、行けるところまで行ってみようというわけだ。さっそく万歩計をリセットしてスタートだ(9:05)。
岩槻宿アゲイン
7月というのにヒンヤリしており、今日は歩きやすい1日となりそうだ(後で知ったが、この日の最高気温は21度だった)。まずは、前回見そびれた藩校・遷蕎館へ。現在リニューアル中で、平成18年3月竣工予定。というわけで、外から茅葺き屋根を見学し、街道に復帰。岩槻宿の中をゆく。
かつての本陣跡は、銀行となっている。ファサードが良い感じ。向かいは駐車場となっているかつての高札場跡。その他、古そうな家屋が点在しており、前回通過した旧岩槻市役所(現・岩槻区役所)付近の近代化に比べると、歴史が感じられる。
岩槻は人形のまち
【人形店の看板】 |
聞いた話によると、埼玉県の小学校(または中学校?)では、県内の各都市の名産を教わるらしい。郷土愛が感じられて大変素晴らしい。私は、神奈川県出身だが、そんなことを教わった記憶がない。忘れているだけかもしれないけど・・・。
郷土資料館で岩槻を学ぶ
【郷土資料館】 |
管理人さんにお礼を言って、再び街道をゆく。歩き始めてからすでに1時間近く経っているのに、まだ2000歩しか歩いていないぞー(約1.4km)。
人形歴史館
【人形歴史館】 |
道が緩やかに下る途中右手に人形歴史館。さすが「人形のまち」だ。こんなものまであるとはっ。と言いつつ、立ち寄りませんでした。
浄国寺
【立派なお堂を持つ浄国寺】 |
廃城と化した人形店も
【廃城と化した人形の店舗】 |
東北自動車道高架下を通過後、少し行ったところ左に、まるでお城のような人形店。が、シャッターが閉まり、格子窓は錆び付き、ツタがからまるなど、すでに廃城と化している。
街道を示す道標
【道標】 |
国道16号を横断し、別の道と合流する手前左手に、草に埋まるように道標がある。その横には、日光御成道のこと、道標のことなどが書かれた案内板も建てられている。
田園も見られるのどかな風景
【この辺りは田園風景が拡がってます】 |
単調な道をゆく
【見所なき道をゆく】 |
意外に植木屋さんが多い道をゆき、右手に見えた膝子公園でプチ休憩。5分ほど休憩後、再び出発。
膝子一里塚
公園を後に、直進している道を進むと、ほどなくして左手に膝子一里塚。東塚のみ現存している、江戸から8番目の一里塚だ。あんまり一里塚っぽくないが、道路改修のため、小ぶりになってしまったとのこと。
将軍家慶の休憩所−光徳寺
【光徳寺】 |
地域の憩いの場となっているさぎ山記念公園
【芝生広場の拡がるさぎ山記念公園】 |
肝心の鷺(さぎ)に関しては、公園の隅の方に記念館らしきものを発見。当時(と言っても、30年くらい前)は、かなりの鷺(さぎ)が飛来していたらしい。やはり環境の変化か・・・。この先の浦和学院にも資料館があると知り、そちらにも立ち寄ってみるべく、さぎ山記念公園を後にすることに。
さぎの資料館よりも昆虫採集の標本に目をみはる−浦和学院高
【浦和学院高】 |
さっそく案内看板に導かれて建物に入ってみると・・・シラサギについては、期待していたほどではなかった。が、それ以上に別フロアに展示されていた山ほどある昆虫採集の標本がインパクトありすぎ!その膨大な数と、昆虫の種類にビックリ。ここの昆虫採集標本は、立ち寄ること必須です。
金網越しに高速道路を望む
【スカスカの高速道路】 |
道は、国道463号を横断し、その先東北自動車道上空を走る高架橋を渡る。今自分が歩いている道は、かなりの車の交通量なのに、高速道路はスカスカだ。
緑溢れる参道を有す大興寺
【大興寺】 |
更新日:平成19年(2007)11月09日
公開日:平成17年(2005)09月29日
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