#第1日目|幸手−岩槻 平成17年(2005)6月25日(土)天気:晴れ(暑い)
見事!下野田一里塚
しばらくゆくと、左手に東京電力の巨大な鉄塔が。「おーすげー」と見上げつつ、街路樹の植わった道を歩いていると、道の右側に案内板らしきものを発見。そして、その後ろには「下野田一里塚だ!!」もっと先にあると思っていた一里塚に、こんなに早く到達出来て喜び倍増。こんなに一里塚を見つけて嬉しかったのは初めてだ。しかも、ここは両塚現存している。東塚の榎は、枯れてしまったらしいが、別の木が植えられていた。
ここでも小休止し、気分一転再出発!
バテ気味ながらもゆっくりゆっくり
一里塚に出会って気分良くしたので、「今日は何とか予定していた岩槻まで行けそうだな〜」なんて思っていた矢先に、ピンポンパンポーンという役場からの放送が。
「白岡町生活環境課からお知らせです。ただ今、白岡町周辺で光化学スモッグ注意報が発令されました」
なにーーー!予測もしていなかった事態に一気に滅入る。今日は、このまま帰ろうか・・・と本気で思ったくらい。それほどやっかいなのだよ・・・光化学スモッグは。しかも、「外出はなるべくお控え下さい」って、この状態でどうしろっちゅうんや・・・無理やんけー。
これは本当にマズイと、気を紛らわすために、音楽を聞きながら歩くことに。単調な道にはもってこいだが、十分注意が必要だ。その他、街道名物ぬれせん、キウイ、さいたま市へ突入の案内板、庚申塔などを見つつ、気を紛らわせる。
街道名物ぬれせん |
キウイ |
ついにさいたま市 |
庚申塔 |
将軍のお休み処−宝国寺
次の○○で休憩しよう、次の■■で休憩しよう・・・と自分をだましつつ、なんとか宝国寺に到着。ここは、お堂に鐘が付随している珍しいお寺だ。お寺の裏の林が、かつての徳川将軍のお休み処で、ここから富士山が見えたそうだが、あいにく日が西に傾いており霞んで見えず。しかし、空気が澄んでいても見えないような気がするなぁ。
ここには、休憩所がなかったので、林の中の木の切り株に座って休むことに。
相野原杉並木
びっしょりになったTシャツを替えて、気分一新再び出発。道をゆくと、前方に杉の大木が見えてきた。日光御成道随一の杉並木だ。もちろん、東海道の箱根や下田街道宗太郎園地には及ばないが、街中で残っていたことに敬意を表さねば。
しかし、手持ち資料には杉並木の先に一里塚があると書かれていたが、残念ながら見つけることが出来ず・・・。
水量豊富な元荒川を渡る
【元荒川】 |
途中、水量豊富な元荒川を渡る。
出口ならぬ入口
【出口地区】 |
そう考えると、幸手方面から歩く人は、私が史上初か?<んなわけないか
もうすぐ岩槻中心地だー
【東武鉄道高架下】 |
時間はすでに夕刻。光化学スモッグは相変わらずだが、ようやく日の光も弱くなり始め、ちょっとホッと一息。
街道風景−変なもの
【もあい】 |
心安らぐ落ち着いた空間−浄安寺
岩槻の中心地へ入る手前にある浄安寺にて最後の休憩。なかなか立派なお寺で、心が安らぐ落ち着いた空間が漂っていて、とてもリラックスすることが出来た。ありがとうございました。
浄 安 寺 |
岩槻宿をゆく−そのまま第1日目を終了
浄安寺を後に、岩槻宿中心へ。岩槻宿は、電線類が地中化され、道路も拡幅整備されており、往時の道ではなくなっていた。が、一本裏道に入ると、往時の面影が漂う家屋が点在していた。
宿場の途中で右折して岩槻駅へ。駅前もきれいに整備されていた。今日は、この状況下、ここまで歩くことが出来て大満足・・・というより、無事駅にたどり着くことができて一安心の1日だった。早く帰ってゆっくりと休もうっと。(つづく)
追伸:岩槻市ではなく、さいたま市岩槻区となっていたことは驚きだった。
歩数計 | 25,085歩 |
カロリー | 1,250.2kcal |
距 離 | 17.55km |
時 間 | 10:25〜17:05 |
支 出 | 交通費|−円 飲食費|−円 その他|−円 |
更新日:平成19年(2007)11月08日
公開日:平成17年(2005)09月05日
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