#松本市街 平成15年(2003)11月24日(月)天気:快晴
甲州街道放浪を終えてから
【松本駅からの夕景】 |
夕刻、JR松本駅に到着した後、駅ビル内のお店で、昼食兼夕食をとることに。中途半端な時間だったため、店内に客はほとんどおらず、窓際の席にドッカリと座り込みました。無事に甲州街道を踏破できた安堵感のためか、さすがに疲れがドッと来た感じです。
注文した後、なにげなく外を見てみると、きれいなトワイライトの景色が目に飛び込んできました。明日も、天気が良さそうです。
そして24日。まずは女鳥羽川を横目に
翌日。快適な目覚めです。ホテルは、事前にネットで評判の良いところを選んでいました。部屋は狭かったのですが、フロントの応対が良く、総合評価はまぁまぁ。
さて、さっそく松本の街を徘徊することにします。まずは、松本城を目指しましょう!
写真は、ホテル前に流れていた女鳥羽川です。
女鳥羽川(朝) |
女鳥羽川(夜) |
国宝・松本城
大変美しいフォルムを有した松本城は、往時の天守閣が現存している12箇所のお城の一つで、かつ国内に4箇所しかない国宝に指定されているお城です。天守や櫓などの組み合わせが整然としているとか、詳しいことは他のサイトさんに譲るとして、なにはともあれ、感覚的に美しいと思えるその姿が、いつ見ても心惹かれてしまうのです。
開館時間:8:30〜16:30
休館期間:12月29日〜1月3日
入城料金:520円(大人)(日本民俗資料館(松本市立博物館)と共通)
太鼓門 |
本丸御殿跡より |
大天守より |
月見櫓より |
旧開智学校
次いでやってきたのは、松本城から北へ約400mのところに位置する旧開智学校。距離と共に、時代背景も一気に近代へと移り変わります。
旧開智学校は、明治5年(1872)に開校した国内で最も古い小学校の一つで、校舎は明治9年(1876)に完成しています。まだまだ江戸文化の薫り残る時代に、こんなハイカラな建物が出来た日には、みんなビックリしてしまったことでしょう。旧開智学校は、まさに日本を代表する擬洋風建築で、国の重要文化財にも指定されています。
開館時間:8:30〜16:30
休館期間:12〜2月の月曜、祝日の翌日、年末年始
観覧料金:310円(大人)
正面から |
八角形の望楼 |
校舎内部(1階廊下) |
校舎内部(2階) |
旧司祭館
旧開智学校に隣接して建てられているのは、旧司祭館。明治22年(1889)にフランス人のクレマン神父により作られた、現存する長野県内最古の洋館です。
外観は、これといった特徴は見られませんが、写真の反対側には、一面ガラスの渡り廊下があります。
部屋の中には、長野県内の擬洋風建築の写真などが掲載してあり、松本市内の歩いていけるところに2箇所あることが判明したので、そこに行くことに。
山崎歯科医院
明治21年(1888)に建築。信州で初めて造られた煉瓦造りの擬洋風建築物です。
これまで、何度も世帯主さんが変わっているとのこと。現在は、歯医者さんです。
宮島医院
この建物の詳細は、良くわかっていないようですが、写真に写る洋館の奥に和館が建てられており、それを大正時代に産婦人科医が入手し、隣に洋館を建てて開業したとも言われています。
その後、所有者が代わり、戦後に現在の宮島医院になっています。
赤い屋根が青空に映えます。電線が邪魔ですが・・・…。
旧制松本高等学校
最後に訪れたのは、旧制松本高等学校。大正9年(1920)に建築。現在は、あがたの森公園内に位置しており、あがたの森公民館、図書館として活用されています。本館のメインエントランス部分は、平成14年(2002)〜平成17年(2005)まで修復工事中で撮影できませんでした。
旧制松本高等学校講堂 |
旧制松本高等学校本館 |
この後、松本駅まで約1.5km歩き、特急あずさ号で自宅へ帰りました。
以上で松本歴史紀行は終了です。
更新日:平成21年(2009)03月16日
公開日:平成16年(2004)12月19日
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