#神奈川県茅ケ崎市 平成17年(2005)2月12日(土)天気:晴れ
出発地点・茅ケ崎駅に到着
朝の9時過ぎ。隔月で雑誌に紀行文を連載している取材のため、茅ヶ崎を訪問しました。
茅ヶ崎駅に降り立つのはかなり久しぶり。しかも、南口に降り立つのは、初めてかもしれません。
今日は、レンタサイクルで茅ヶ崎をぶらっと徘徊しようと思っており、観光マップをゲットしたいのですが、観光案内所は10時から。
ということで、その時間まで、ちょっと時間をつぶします。
まずは高砂緑地で観梅
駅から約200m、高砂通りを南下したところ市立図書館に隣接しているのが高砂緑地。事前に梅が見られるという情報を得て訪れました。たくさんの人がいるとゆっくり見て回ることが出来ないと思い、わざと開園(9:00)に合わせてやってきたのです。しかし、予想に反して園内には誰もおらず。よっしゃとばかりにゆっくりと園内を散策。と言ってもあまり広くありませんが。
さて、肝心の梅の方は、まだまだ2〜3分咲きといったところでした。翌日13日が梅祭りが開催されるようでした。ちなみに、現在のコンパクトデジカメを購入して4年目にして、ようやくマクロ撮影が出来ることを知り、さっそく試してみたのですが、いかがでしょう!?
白梅 |
紅梅 |
全景 |
隣地の松林 |
南湖の左富士見えたー
ゆっくりと観梅を楽しんだ後、再び駅に戻り観光案内所で観光マップをゲット。ついでにレンタサイクルを貸してもらえるところを紹介してもらいます。
茅ヶ崎市では、ちょうどレンタサイクルの社会実験を実施中で100円で借りることができました。普通のママチャリでしたが、平坦な道が続くのでノープロブレム。さっそく出発!
まずは、国道1号へ合流し、茅ヶ崎の一里塚跡碑を見た後、向かったのは、南湖の左富士。ここは、東海道を西に向かう際に富士山が西側に見える2箇所のうちの1箇所なのです。東海道を歩いた時は曇っていて見れませんでしたが、今日は見ることが出来ましたー!!ちょっと雲がかかっていますが、わかりますか?
旧相模川橋脚
次いで向かったのは、旧相模川橋脚。ここは、東海道を歩いていた時に見逃してしまったところなのですよ。
茅ヶ崎市作成の資料によりますと、建久9年(1198)源頼朝の重臣・稲毛三郎重成が亡き妻供養のために相模川にかけた橋の遺構と書かれています。
確か、この橋を頼朝が渡っている最中に落馬して、それが原因で亡くなったという話を聞いたことがありますが、資料には書いていません。
現在再発掘中なのか、橋脚にはカバーがかけられていました。
意外にきれいなエメラルドグリーン
さあここから一転、海を目指します。
で、到着。
うわーすっげーきれい!!
「湘南の海ってこんなにきれいだったっけ?」
心から思うほどの、海のきれいさでした。まさか湘南の海で、エメラルドグリーン色を目にすることが出来るとは。
ちなみに、ブログにトラックバックして頂いた方のブログを読むと、地元の人が率先してゴミ掃除をしているそうな。
江ノ島を前に釣り人佇む
海岸から富士山を眺めることが出来るのですが、すでにほとんど雲の中に隠れてしまいました。
なので、東に見える烏帽子岩や江ノ島を見つつ楽しみましょう。
茅ヶ崎漁港から、江ノ島を遠景に、釣りをしている人を収めてみました。
湘南海岸に続く自転車道
湘南海岸の茅ヶ崎から藤沢の鵠沼までは、海岸沿いに自転車道が約8.4kmに渡り続いています。地元の人が走ったりしていました。
恰好の散歩コースですよね〜こんな景色を毎日見ることが出来る地元の人が羨ましいなぁ。ちょっと高台に位置しているので、眺望が素晴らしいのです!
烏帽子岩
イルカの尾のような形をしたヘッドランドという突堤で少々休憩。目の前には烏帽子岩が見えています。
烏帽子岩と言えば、やはりサザンオールスターズの歌で有名になったと言えるでしょう(もっと前から歴史はあると思うのですが)。
ちなみに、その名の由来は、平安時代の貴族がかぶっていた烏帽子に似ているところからだそう。
砂漠に浮かぶ江ノ島
ヘッドランド近くは、砂浜部分がかなり広いのです。パッと見ると砂漠(というか砂丘)に見えるのではないかと思い、砂漠に浮かぶ江ノ島と題して撮影を試みてみたのですが、起伏がなかったため、うまく表現できず。
でも、空がとても高くて広かったので掲載。
烏帽子岩とサーファー
そして、湘南と言えばサーファーでしょう!すでにこの時期に若者が訪れていました。
烏帽子岩を遠景にボードを抱える若者を激写。ちくしょー絵になるじゃん!
開高健記念館を訪問
さあ、ここから一旦海を離れてラチエン通りへ。この通りは、サザンオールスターズの「ラチエン通りのシスター」という曲にもなっていますね。
通りに面して、開高健記念館があります。作家・開高健さんが実際に住んでおられた邸宅を記念館として一般公開しています。
恥ずかしながら、開高健さんの作品と言えば、「オーパ!」くらいしか知らないのですが、実際に氏が書かれた原稿用紙や書斎などを見て、別の作品を読んでみたくなりました。
開館日:金・土・日・祝日(年末年始は休館)
開館時間:10:00〜18:00
入館料:無料
注:駐車場はなし
最後はサザンで〆(しめ)
開高健記念館を後に、再び海沿いの道を走った後、雄三通りを経由して茅ヶ崎市文化資料館と茅ヶ崎球場を訪問。茅ヶ崎球場は、平成12年(2000)にサザンオールスターズがライブを行ったところです。その後、サザン通りを走って茅ヶ崎徘徊旅行は終了。
終日ポカポカ陽気で、とても有意義な1日を過ごすことが出来ました。今度は、富士山の見える日に、海岸沿いを歩いてみたいものです。
公開日:平成17年(2005)02月16日
更新日:平成24年(2012)04月29日
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