#第2日目|調布−西八王子 平成14年(2002)11月16日(土) 天気:曇り


放浪日記第二日目MAP|調布−西八王子


■甲州街道2日目プロローグ
 実に2ヶ月ぶりの甲州街道放浪であった。しかし、今回の放浪は直前に急遽行くことを決めたこともあって、事前の準備を全くしないまま、当日になってあたふたとしながら出発した・・「なんか忘れ物してそうな・・」と思いながら。そして、その予感が的中したことに気づくのは、今日の出発点・調布駅に到着してからであった。
甲州街道放浪2日目のはじまり〜調布駅付近の旧甲州街道 少し寝ぼけ眼のまま、おそらく今回の甲州街道放浪で自宅から出発点まで一番近いだろうと思われる調布駅に到着。さっそく歩きだそうと万歩計のリセットを・・・あっ!万歩計忘れたっ!!街道歩きの命とも言うべきもの(ちょっと大げさ)を忘れるとは・・・。どこかで購入を・・と思ったが、こんな朝早くからお店が開いているわけがなく、少し迷った末に泣く泣くとりあえず出発することにする。時間は8:19・・。
 まずは、調布駅から旧甲州街道へ復帰する。一応、最初は一歩一歩数えながら歩いていたが、そのうち面倒になってやめてしまった。旧甲州街道に復帰後、西に向かって歩き始める


■気を取り直して歩き始める
小島一里塚跡 今日は、11月中旬なのに、曇っていることもあってかなり肌寒い。思わず首をすぼめながら歩く。しかし、めぼしいところはチェックしておきたい。まずは、日本橋から6番目の『小島一里塚』を探す。すると、ほどなくして道路右手に一里塚跡を発見。もちろん石碑のみであるが、ここまで歩いてきた甲州街道では、この石碑を見かけるのも稀(まれ)なのだ。さっそく写真に収め先を目指す。

 一里塚からほど近いところにコンビニを発見したので、食料調達がてら万歩計があるか探すべくさっそく中へ。店員に聞いてみると置いてないとのこと・・そりゃそうだわなぁ。と思いながらも、ちょっと気落ちしてさらに先へ。

■新選組・近藤勇の故郷・上石原
西光寺前にあった近藤勇坐像〜写真ではわかりづらいですが、かなりでかいっ! しばらく歩くと上石原という地名が目に付く。この辺りは、かつての上石原宿であり、新選組局長近藤勇の生まれ育った場所でもあった。それがためか、『西光寺』というお寺の門脇には、平成13年8月に設置された大きな近藤勇坐像がどーんと居座っていた。そして、その周辺の電柱等には、平成16年NHK大河ドラマの告知が。そう、平成16年のNHK大河ドラマは新選組なのである。久しぶりに心から見たいと思える大河ドラマなので実は今からワクワクしてたりする。
(※追記:第1回を見逃したため、結局数回見ただけで終わったのでした)
 その後、西光寺を後にさらに先へ。調布駅前はかなり人や車の往来があったが、この辺りまで来るとだいぶ落ち着いてくる。裏を返せばちょっと寂しくなるという話もある。
 飛田給地区付近で、東京スタジアムが右手に見えてきた。確かサッカーチームの東京ベルディとFC東京のホームグラウンドである。それに合わせるかのように、スタジアムに続いている道がきれいに整備されていた。その後、特段大きな見所がないまま先を急ぐ。そんな中でも万歩計を売ってるお店はないかと執念深くハイエナのように目を光らせている自分がいることに気づく。しかし、無情にもそれらしき店は見あたらず、そんな気持ちとは裏腹に、快調に足は歩みを進めていた。


きれいな紅葉トンネルを見つけました〜白糸台付近にて 途中、きれいに色づいたケヤキのトンネルを見つつ、常久というところで一旦旧甲州街道を外れ一里塚を見に行く。なぜ一里塚が街道から外れているかというと、途中で道が移り変わったためで、この一里塚は江戸初期に制定されたもので江戸から数えて7番目の『常久一里塚』である。もちろん今は石碑のみ。写真に収めた後、再び旧甲州街道に復帰。

■街道は府中へ
東府中駅前〜旧甲州街道は左の道(写真で言うとまっすぐ)を進みます さらにテクテク歩いていると、前方がにぎやかになってきた。府中かと思いきや東府中駅周辺だった。ここでも目当てのお店は見つからず、さらに先へ。京王線をまたいで1キロほど歩くと、マンションが見られるような都会らしき光景が視界に入ってきた。今度こそ府中の中心部であろう。右手を見ると、京王線の府中駅が見える。この辺りなら万歩計を売ってる店があるだろうと思い、時計を見ると10時5分前。とりあえずお店が開く10時になるまで近くの『大国魂神社』に参拝に行くことにした。

■大國魂神社
 この大國魂神社の参道には、大きなケヤキがずらっと植わっており、それがまた良い感じに色づいていた。ただし、ちょうど七五三とぶつかった関係で、子連れの親子でごった返していた。しかし、着飾ったお子さま達は、とてもかわいらしく思わず私もシャッターを切っていた。

大國魂神社


■立派なケヤキ並木
府中駅付近の馬場大門ケヤキ並木〜見事な紅葉トンネルができあがっています 大国魂神社にて、人混みをかき分け(って、そこまで多くない)無事お参りを済ませた私は、府中駅の方に向かって歩き始めた。この駅方面へと続く道も『ケヤキ並木』となっており、かなり良い感じに木々が色づいていたので写真を撮ったのだが、道行く人はこの景色を当たり前のように往来しているのがなんともかんとも。

■待望の万歩計発見!!
高札場跡 その後、駅周辺をグルグル回ってみたが、予想に反してそれらしき店がない。これはダメかなぁ〜と思っていたところに100円ショップを発見。まぁ、ないだろうと思いつつダメ元で店員に聞いてみると「それに近いものはありますよ」「なにっ!?」というわけで、その教えてもらった場所に行ってみると「あったーっ!」100円ショップ様々である。
 歩数のみが測れる万歩計で、かつ電池が別売りであったが、なんと税込み210円で万歩計を購入することに成功!デフレ万歳(笑)さっそくベルトに装着っ!意気揚々と旧甲州街道に復帰して再び放浪開始!<かなりノリノリ

 200メートルほど歩いた所にある交差点部にかつての『高札場跡』。一応かつての高札場らしきものが復元されている。写真に収め、さらに先に進む。

■高安寺
 「大國魂神社」入口部から500メートルほど先にある高安寺に立ち寄る。
 ここは、足利尊氏に関連したお寺であり、また、藤原秀郷の館跡とも言われ、さらに弁慶の伝説もあるなど、様々な時代を越えてきたことが伺える由来が残っている。現在は、落ち着いたたたずまいのお寺に、秋の気配が訪れていた。

高安寺



■ひたすら街道をゆく
谷保天満宮 いつしか国道20号に合流し、しばらく見所がないところが続く。しばらく歩くと、『谷保天満宮』が左手に。と言っても、甲州街道沿いからは天満宮拝殿は見えず、少し奥まったところにある。ここも七五三軍団がたくさんいたので、遠くからお賽銭なしのお参りをして早々に天満宮を後に。その少し行った先に立場跡があるらしいのだが、結局発見できず。

 この辺りは、だいぶ車の交通量も多くなり、見所もほとんどないことから、早く抜け出したいと思い、自然早足気味になる。しかし、気候的には暑いよりも寒い方がましで、体力の消耗はそれほどなく、ろくに水分補給もしないままずいぶんと歩いてきた。しかも無休憩だ。
多摩川にかかる日野橋〜交通量が多いけど、川は周りが見渡せるので開放的で良いっ さらに歩くと、大きな交差点にさしかかった。甲州街道は、ここを左折する。良い感じに赤や黄色に色づいた木々を見ながらさらにテクテク歩いていると、前方が開けてきた。どうやら多摩川に架かる日野橋のようだ。
 かつては、橋が架かっておらず渡し船が行われていたそうで、その渡し場跡が少し離れたところにあるらしいのであるが、それは断念し、かわりにそれ以上に見たいものを優先させることにしていた。

 それは、かつての幕末の新撰組副長・土方歳三の資料館と彼のお墓がある石田寺を見に行くことだった。資料館は、毎月第3日曜の13時〜16時しか開館していないことを知っていたのであるが、資料館の外観だけでも見たかったのだ。
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2002.11.28update
2007.03.26renewal


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