東海道を歩く(東海道五十三次) / 放浪日記

 #第3日目|新子安−戸塚 平成13年(2001)2月25日(日)

放浪日記第三日目MAP|新子安−戸塚

平成13年(2001)2月25日(日)天気:晴/曇 東海道:新子安−戸塚

JR新子安駅前〜今日も良い天気だ〜♪ 仕事の都合上、前回の旅から日が空いてしまった。しかし、逆にそれが功を奏して、足もほぼ完治していた。そのためか、前回よりだいぶ気持ちが楽だった。また、登山用品専門店に行き、厚めの靴下という強力なアイテムもゲットしたためでもあるかもしれない。とりあえず、これでもう恐いものはない・・はずであった。
 今日は、中途半端な新子安からスタートした(写真左)。当然のことながら足の感触を確かめながら歩く。足の方から「気にすんなよ」という声が聞こえてきそうなくらい絶好調だ。しかし、そんなことはおくびにも出さず冷静に歩く自分が居ることに気づき、また一つ成長したな、と自画自賛してみたりした(笑)


浅間神社から横浜みなとみらいを望む この付近は、特に見所が無いため快適に飛ばしまくる。ところが飛ばしすぎて、かつてオランダ領事館があった『長延寺土居跡』を通り過ぎてしまうところであった。あぶないあぶない・・・。続いて仲木戸の小学校横にある『東海道分間延絵図』のモニュメントをみた。このモニュメントは、同じ神奈川区内のあちこちでみかけた。区の取り組みが非常に嬉しい限りである。
 この辺りは、かつての諸外国の領事館となっていた寺が多い所であるが、私の持っている地図にはあまり詳しく載っていなかったため、いくつかみそびれてしまう。なんだかなぁ・・・歩いているところを間違えて渋福寺松原商店街〜活気の溢れた商店街だったいるのだろうか・・・そんな不安が頭をよぎり、途中商店街があったので、曲がってそこに入ってみることにした。すると、幸運にもいくつかの寺社とぶつかった。自分の運の良さに驚きは隠せない。その後、鉄道陸橋の青木橋を渡り、アメリカ領事館のあった『本覚寺』を訪れた。少し高台に位置している同寺は、現代の横浜駅周辺を一望でき、天気が良かったことも手伝って気持ちよかった。昔はもっと遠くまで見渡せたんだろうなぁ・・。
 ここから再び裏道を行く。今回は相鉄線天王町駅前の広場にて特に障害がないため、快調に飛ばしまくる。すると、渋福寺松原商店街にぶつかった(写真左)。この商店街が朝からすごい活気であふれており、私は圧倒されてしまった。やはり思うのは、商店街の活性化において一番大事なのは「人」だということ。いくら道路などハード整備をしたって、イベントなどを行ったって、「人」が本気になって取り組まないと意味がない。その点、この商店街は店のおばちゃんのかけ声が良く出ていて、こちらの気分ものせてくれた。おばちゃん、サンキューっ!
 さらに先に進み、相鉄のガード下をくぐる。この相鉄天王町駅いったん国道を逸れて裏道に入るの図前広場のベンチに座り、この先を確認した。とりあえず今日は戸塚くらいまで行けるかなぁ〜などと思っていた。少し休んだ後、再び歩き出した。この辺は既に『保土ヶ谷宿』に入っているようであるが、あまり面影は見られない。ただ、電線地中化を含めた歩道整備を行うなど、取り組みはしっかり行っているようである。
 その後、JR保土ヶ谷駅を過ぎ、再び懐かしの国道1号線にぶつかった。この辺は車で通ったことがあり見覚えがあったが、まさか自分がここを歩くことになるとは、その時は想像出来なかったであろう。っていうか、出来ていたら恐い(笑)
 まず、横断歩道を渡り『軽部本陣跡』を見て、次に『脇本陣跡』を見ようとしたが、樹源寺〜梅が綺麗に咲いていたお寺だった何故か見つからなかった。今日は見落としてばかりだ・・。とりあえず気を取り直して先に進むことにした。途中から1号線をはずれ裏道に入る(写真上)。途中、梅の花がきれいに咲いている『樹源寺』(写真右)という寺があり、あまりにきれいなのでこれは絵になると思い、中に入って写真を撮ろうと思ったが、関係者以外立入禁止との立て札があったため、泣く泣く断念した。
 その先に進むと、かの有名な(?)『権太坂』にさしかかった。造成が行われたため緩やかになったとはいえ、結構急な坂だ。途中横浜横須賀道路の上を通過中、背後の視界がひらけたので振り返ってみると、「おお〜っ!」・・遠くにみなとみらいのビル群が見え、遠くに来たもんだと実感した。(写真下)
権太坂からみなとみらいを望むの図 さらに先に進むが、途中『境木地蔵』や『投込塚の碑』などが見つからず、さらにグルグルと探してみたが見つからず、やむなく先に進むことにした。この辺の道は狭いわりに車の往来が激しく、注意しながら歩いていると、前方に石碑みたいなものが見えてきた。近づいてみると、なんと先ほどから探していた『境木地蔵』だった!見失ったものが急に見つかるとそれだけ喜びも倍増である。せっかくなので境内で休んでいくことにした。旅の無事をお参りした後、ベンチに座り足の状態を見てみる。今日はまだ大丈夫そうだが、油断が禁物だ。そう自分に言い聞かせ、再び歩き出した。


 ちょうどこの頃から雲が多くなり、だんだん体が冷えてくる感じがした。少し体を縮め加減で歩いていく。途中、『一里塚跡』を通過し、そろそろ東戸塚駅だ・・と思った私の目に飛戸塚駅〜この日の旅路の終点び込んできたのは、きれいに整備された街並みと、大型店舗、そしてマンション群であった。そのスケールの大きさに圧倒されてしまった・・・この気分を引きずったままさらに先に進む。
 途中から再び1号にぶつかり、国道沿いを歩く。ところが、この辺りは周辺に抜け道がないためか、車の往来が非常に激しく、快適とは呼べない区間であった。徐々に足のまめが痛み出してきたのもこの辺りであった。見所もほとんどないため、脇目もふらずに戸塚駅を目指した。途中何事もなく無事戸塚駅に到着(写真右)。さらに先に進もうか迷ったがポツポツと雨が降ってきたので、この日はここまでとした。次回は、そろそろ箱根越えを視野に入れながら歩かないといけないなぁ〜と思ったのであった。(つづく)
→第4日目 戸塚−大磯


歩数計 26,074歩
カロリー 1,084.7kcal
距 離 15.65km
時 間 9:07〜14:00
支 出
(交通費)
交通費|210円
飲食費|423円
その他|0円


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