#歴史探訪 栗原宿〜石和宿
甲州街道:栗原宿〜石和宿 |
栗原宿 日本橋から数えて37番目の宿場です。 隣の勝沼宿からほど近いところにあったとされる栗原宿ですが、現在は特に見どころがない国道が続いているのみです。 左の写真に写る「栗原宿」と書かれたお店の看板がその名残と言えます。 今来たところへ戻る△ |
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笛吹権三郎の像 その昔、上釜口村(現在の三富村上釜口)の子酉(ねとり)川の畔に落人の母子が住んでいました。子の名は権三郎と言い、横笛の名手で毎日横笛を吹き、村人たちも笛の音が聞こえてくると聞き惚れて、村中が平和な日々を送っていました。 ところが天正5年(1577)7月の豪雨により、権三郎の家は子酉川の急流にのまれ、流されてしまいました。権三郎はかろうじて助かったものの、母は家もろとも急流にのまれ行方がわからなくなってしまいました。 それ以来、子酉川には母の姿を探し求める権三郎の姿が、昼といわず夜といわず見られました。笛の音が母の霊を呼び寄せるのではないかと考えた権三郎は、浅瀬は石伝いに、淀みは小船を浮かべて笛を吹き続けました。 しかし、ついに母の姿は見つからず、とうとう権三郎も長い間の疲れから深みにはまって流されてしまい、そのまま帰らぬ人となってしまいました。以来、子酉川は笛吹川と呼ばれるようになりました。 悲しすぎるお話です・・。 今来たところへ戻る△ |
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長昌院 昔、武田勝頼の腰掛石があったそうですが、明治40年(1907)の水害で埋没してしまいました。 今来たところへ戻る△ |
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道祖神 この辺りでよく見かけた丸石を使った道祖神です。 写真に写る道祖神はかなり新しめですが、古いものも結構見かけました。この土地ならではでしょうか? 今来たところへ戻る△ |
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2004.2.2update
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