日常日記


2004年04月11日:No.070北国街道と桜
2004年04月17日:No.071歴史の道調査報告書
2004年05月06日:No.072北国街道踏破
2004年06月23日:No.073シーズンオフ到来
2004年07月04日:No.074世界遺産登録
2004年07月10日:No.075空梅雨猛暑
2004年07月20日:No.076東北紀行
2004年08月17日:No.077中山道プロローグ

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 2004年4月〜8月 

2004年4月11日:No.070北国街道と桜
昨日・今日の今週末、天気が良いことを知り、前々から計画していた放浪を実行してきました。それは、北国街道の続き、上田宿から長野市の善光寺宿までを歩くこと。予想以上の天気の良さに、顔も首も腕も全て日焼けしました。まさか4月から日焼けするとは・・・明日職場に行ったら、「焼けたね」って言われること必死。

上田城の桜その北国街道、今回はもう一つ目的がありました。それは花、特に桜を見ることです。毎日のようにインターネットサイトで桜の開花情報をチェックし、それに照準を合わせたのですから狂いはありません。もうどこを切っても満開・満開・満開でした。朝早くから出かけた甲斐があって、すでに地元民らしき人は結構訪れていましたが、それでもピーク時に比べればまだまだ空き空きだったと思います。右の写真は、櫓前の桜乱舞です。しだれ桜とソメイヨシノが共演しており、櫓が隠れてしまっています。
その他、歩いている途中、あちこちで桜の木を見かけ、そのどれもが満開でした。本当に充実した歩きが出来たな〜と思いました。写真も、花があると華やいで良いですよね。腕前はともかくとして・・・。

さて、話を元に戻します。信濃追分から歩き始めたこの北国街道ですが、今回で第一部完という形になりそうです。と言うのも、この先のルートが把握出来ていないためです。色々調べておりますが、非常に文献が少なく、一度別の機会を作って、歩きとは関係なしに長野を訪れないといけないかな〜なんて考えておりますが、今のところ全て未定です。
では、下田街道も終わり、北国街道も一時中断となると、新たなる街道を探さねばなりません。本命となる中山道か、それとも残りの五街道の奥州街道(+日光街道)、地方街道の一つ大和街道か・・・要検討です。


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2004年4月17日:No.071歴史の道調査報告書
先週末に引き続き、今週末も天気に恵まれそうです。本日土曜日もとても天気が良く、まるで夏ではないかというような暑さでした。聞いたところによると、最高気温27度になったとか・・・そりゃ暑いよ。今週は歩きに行かないで良かったぁ。
今週は、色々と溜まっていることがあり、旅に出かけずおとなしくしておりました。と言っても、街道歩きの情報収集をするために、散歩がてら神奈川県立博物館と神奈川県立図書館に出かけました。
神奈川県立博物館は、神奈川県内の街道調査のためと、今日から始まった浮世絵展を見るためでした。初日だったためか、どこかの大学のバスが2台止まっていました。授業の一環かな?
神奈川県立図書館も同じく街道調査のためです。先週(前回の日常日記)に、北国街道の続きの情報が不足していると書きましたが、実は旧街道を調べてある「歴史の道調査報告書」という本があるのです。その本の存在は、前々から知っていましたが、入手手段がないと決めつけていました。それがあっさりと解決。県立図書館のホームページサイトで検索してみると、出てくるではありませんか。さっそく図書館に足を運んで閲覧。コピーを取らせてもらおうと思ったら、
「なんでしたら、お借りできますよ」
「なんですとっ!?」
さっそく北国街道の続きの冊子を借りてきました。ビバ!神奈川県立図書館!

八重桜〜川崎駅近くにてしかし、これで(贅沢な)悩みが生じてきました。実は、ここだけの話ですが、次は最後のお楽しみにとっておこうと思っていた「中山道」を歩き始めようかと思い始めていたのです。しかし、現在進行中の北国街道もどうやら踏破予定地点の高田までのルートを把握することができたので、そちらを優先させるべきか・・・・迷いどころです。
あ〜でも中山道を歩く前に「夜明け前(島崎藤村)」と「風立ちぬ(堀辰雄)」は読んでおかないと。


さて、本日の写真は、川崎駅西口に咲いている八重桜です。川崎駅周辺は、ソメイヨシノとこの八重桜の両方が植わっているので、長きに渡って春の花を楽しむことができるのです。ちなみに、この八重桜、散り際まで非常に美しく、舞い散る花びらを見るだけでもとてもステキです。


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2004年5月6日:No.072北国街道踏破
月が変わり5月です。新緑のまぶしい季節となりました。この時期は、「大型連休」、別名「ゴールデンウィーク」なるものがあり、今年は5月1日から5日まで土日・祝日が続くという、4連休以上としては4年ぶりだそうな。

まさに歩くにふさわしい季節だと、私も東海道放浪以来3年ぶりにゴールデンウィークに歩きに行くことを検討していました。しかし、歩く旅というものは、天気の影響をモロに受けます。車や電車は、最悪車内に逃げることができますが、歩く旅はその手段がありません。そのため、私は歩く旅をする時は、天気のチェックを怠りません。

今回の場合、選択肢は3つありました。中山道、大和街道、北国街道。一番最初は、5日間丸々使って中山道を一気に進もうと思っていましたが、ゴールデンウィーク後半から天気が崩れてくるという情報を得て、西方面は断念。北国街道はというと、やはり後半は崩れるけど、なんとか3日までは大丈夫そうだったので、急いで電車のチケ・宿の確保を行い、1日の朝早く旅立ちました。
北国街道沿いの一風景〜R18より妙高山を望むその結果、2004年5月3日に北国街道を踏破しましたー!これで東海道、甲州街道、美濃路、下田街道に続き5街道目の踏破となりました。合計7日間での踏破は、甲州街道に次いでの長距離街道です。しかし、見どころは大変豊富でした。国道ではない旧道も意外に残っており、一押しの街道です。

そんなわけで、今日の写真は北国街道沿いの風景です。関川という関所があり、その手前で国道から旧道へ逸れるところで見た風景です。前方に見えるのは、妙高山脈です。天気に恵まれて、こんなステキな景色を見ることができました。

さて、これでまた一つ街道を踏破しましたが、次の街道をどこにしようか、悩みは尽きません。と言っても、嬉しい悩みに他ありません(笑)


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2004年6月23日:No.073シーズンオフ到来
すっかりご無沙汰しており、訪問してくださっている方々に、あらためてお詫び申し上げます。今月は例年になく忙しい月で、先週末に講師をこなし、今日某PJ資料を提出し、そして明後日はプレゼンという大きな山場を迎えるわけです。また7月頭には東北出張があるので、これまたそれの準備に追われるわけですが、なんとか乗り切っていきたいと思います。
仕事の話が出たついでに余談ですが、6月23日付け(今日ですね)の読売新聞に、ある特集記事のところに私のコメントが掲載されています。電話取材を受けまして、たった数行ですが、専門家の立場として、トリを締めております。隅から隅まで見て頂ければ、どこかに載っています(笑)

余談が続きますが、新聞等のメディアの力ってすごいんですよね。実は、今年の4月3日にも読売新聞の取材を受けたのです(今回と同様に専門家としての立場からコメント)。紹介されている団体当事者ではないにもかかわらず、それが新聞に載った途端、ずいぶん反響がありました。今回も、なんらかの反応があるのでは、と今から心構えだけでも持っておこうと思っている次第です。

余談が長くなりました。
さて、街道歩きの方ですが、5月始めの大型連休に北国街道を踏破して以来、まったく歩きに行っておりません。しかも、旅もご無沙汰している始末です。当初は、4月から5月初旬にかけて連続して歩きに出かけていたので、自ら自粛していたわけですが、いつの間にか月日が過ぎ、すでに6月も終わりを迎えようとしています。
東海道線車両内から撮影した高麗山夏と言えば、夏休み。多くの人がシーズン真っ盛りの時期を迎えますが、こと街道歩きに関してはシーズンオフと言っても過言ではない季節を迎えることになります。私も、東海道で6月初旬に歩いた以外は、6〜8月は歩いていません。もし、仮に歩いたらどっかで倒れていそうだし(笑)
それまでの間は、溜まりに溜まったサイト更新と、歩きではない旅に出かけようと思います。次の街道歩きは9月かな。
というわけで、本日の写真は、最近歩きに行っていないので写真も撮っておらず、先月東海道線車両内から撮影した高麗山です。特徴ある山ですよねー。

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2004年7月4日:No.074世界遺産登録
2004年7月1日、「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されました。この中に、以前日常日記に記載した日本三大古道の一つ・熊野古道が含まれています。

この熊野古道、私は一度も足を踏み入れたことがありません。訪れたい気持ちはありましたが、先延ばしにしているうちに月日が経ち、今回世界遺産登録になってしまいました。それを受けてか、JRでは企画きっぷが発売され、旅行会社もツアーが組まれる模様です。地元でも、県(三重県・奈良県・和歌山県)や市町村で色々なイベントが企画されているようで、今後観光客が激増することが予想されます。

個人的に、熊野古道は「静寂」「厳格」「歴史」「文化」「伝統」「秘境」というようなキーワードが当てはまるような、あまり人が足を踏み入れないイメージが強いので(実際は違うと思いますが)、出来ればそっとしておきたいところなのです。でも、こうして名が知れ渡ってしまうと、たっくさんの人が訪れることが容易に想像出来てしまうのです。
高野山金剛峰寺そう思うのは、5年ほど前に高野山を訪れて思ったことに端を発します。高野山も今回の登録箇所の一つですが、以前訪れて思ったのが「俗化」しているということ。昔は、女性の入山が禁止されていましたが、現在では道路も整備され、誰でも気軽に訪れることができます。かくいう私も電車やバス、ケーブルカーなどを乗り継いで訪れたわけですが、今はただの観光地です。今回、熊野古道も同様のレベルになってしまうことを恐れるわけです。もっとも、私もいつかは訪れてみたいと思っているわけで、そうした人々と同じ人間なわけですが・・。
一人一人の心持ちによって、観光地は守られもし、破壊もされます。どうか、荒らされないことを祈るのみです。

というわけで、今日の写真は、その5年前に訪れた高野山金剛峰寺の写真です。

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2004年7月10日:No.075空梅雨猛暑
3日間ほど出張していました。久しぶりの長期出張で、準備段階から、出張先での委員会、打ち合わせ等やること山積みでかなり大変でしたが、終わってみれば充実した3日間でした。しかし、当初の予定では、後半天気が崩れてくるはずだったのですが、ふたを開けてみれば、3日間とも天気に恵まれて、あらためて自分の晴れ男ぶりに驚いてしまったのでした。<違うって

さて、そんなわけで、当初出張先(東北)は涼しいと聞いていたのですが、ちょうど到着した日から気温が上昇して30度を超える日が続きました。出張に行く前日まで、東京では30度前後の日が続き、結局東北に行っても変わらなかったな〜と、一昨日の夜に新幹線で東京駅に到着しました。新幹線のドアを出た途端、「むわぁぁ〜」という熱気が出迎えてくれました・・。どうやら東京はもっと暑かったようです。はっきり言って死にました。帰宅後も、普段は冷房をつけませんが、さすがに耐えきれずつけてしまいました。ここまで来ると異常ですよ、ホントに。

ホテルからの眺め今年も異常気象です。まだ本州では梅雨明けしていません。にもかかわらず、この猛暑。気象予報士の方によると、南から来る低気圧の力が強く、梅雨前線を北の方に押しやってしまっている現象が起きているとのこと。夏が暑いのは仕方がないんだけど、あまり暑くなるのは勘弁してもらいたいです。<暑さに弱い男

新たな街道歩きもまず間違いなく9月ですな。ホントは今すぐにでも歩きに行きたいんだけど、マジ危険です。現に熱中症で何人か亡くなっているし、気温が35度の時にアスファルト上で測ってみたら42度だったというテレビ番組も放映していました。

というわけで、今回の写真は出張先で宿泊したホテルから見た風景(日本三景・松島)です。良いホテルでした。

余談:
今回は行き帰り共、新幹線(グリーン車)を利用しました。やはりグリーン車、芸能人が何人か乗っていました。特にオーラも感じられず(笑)<なので名前は伏せておきます 一人気になった若い女優さんが居て、私は柴崎コウさんだと思ったのですが、先輩曰く「違う」と。<管理人は目が悪いのです


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2004年7月20日:No.076東北紀行
3連休を利用して東北に旅立ってきました。つい10日前に東北は訪れたばかりですが、今回は青森県を中心に北東北です。JR東日本が企画している3連休パス(26,000円で特急車自由席も乗り放題+指定席4回)という切符を使いました。もちろん街道歩きではありません。弘前をベースキャンプとして、白神山地で自然に抱かれるのが目的でした。

白神山地連日猛暑が続く関東を脱して(今日などは、東京で39.5度と、大正12年以降気象庁が気温観測を始めてから最高気温を記録したとか)、過ごしやすい3日間でしたが、荒れた山道で足下はひどいことに。
それでも、緑豊かなところにいるだけで、心が落ち着いてきて、慌ただしい日常から脱却することができました。というわけで、本日の写真はもちろん白神山地です。海もいいけど、山も良いですな。
また、機会を見てこのサイトでも東北紀行(仮題)として掲載したいと考えています(未掲載の可能性もアリ)。

ベースキャンプとした弘前は、約1年ぶりの訪問でした。前回はあいにくの天気で、今回も天気予報では曇り時々雨だったのですが、予報に反して晴れ。それがため、前回借りることができなかった無料レンタサイクルを利用して市内を散策しました。この無料レンタサイクル、残念ながら来年から有料化してしまうそうで、大変残念です。まぁ、TMO主体で行っているのに、市が補助金出してるのもおかしいし。今回も全て見て回ることができなかったので、また機会見つけて訪問する予定です。


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2004年8月17日:No.077中山道プロローグ
連日猛暑が続きます。それでも、ここ数日は、過ごしやすい日が続き、いよいよ秋も間近か・・と思わせつつも、今年は10月を過ぎても残暑が厳しいということらしいので、油断は禁物です。
さて、相変わらず街道歩きには出かけておりません。この暑さで歩きに出かけると、きっと途中で倒れてしまうと思うので。それでも、歩いている方々がいらっしゃるとのことで、本当に尊敬してしまいます。と、同時に、こまめな水分補給及び休憩をとって、どうぞ無理をせずに楽しい街道歩きを・・と願うばかりです。

中山道を歩くにあたっての参考資料さて、そうは言いつつも、そろそろ秋からの街道歩き再開に向けて、準備を始めなくてはなりません。2002年は甲州街道を歩き始め、2003年は甲州街道の続きをリスタートさせ、そして2004年の今年は、いよいよ中山道を歩く予定です。老後にとっておこうかと思いましたが、誘惑に負けてしまいました。
それにあたり、昨日本屋で参考資料を購入してまいりました。中山道歩きで参考にしようと思っている本は、児玉幸多先生監修の「歴史街道トラベルガイド中山道の歩き方」です。街道歩きの第一人者である平成の浮世絵師・辰春さんのオススメですから間違いありません。本をめくるだけで、未だ見果てぬ情景がまぶたに浮かんでまいります。嗚呼中山道が私を呼んでいる・・。

とりあえず涼しくなるまで、この本を見て予習を繰り返そうと思います。


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