日常日記


2003年04月09日:No.046坂本竜馬と東海道
2003年04月29日:No.047街道歩きについて
2003年05月14日:No.048街道歩きについて2
2003年05月29日:No.049ぐるっとパス
2003年06月22日:No.050鎌倉
2003年06月24日:No.051今昔三道中独案内
2003年07月27日:No.052青春18切符

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 2003年4月〜7月 

2003年4月9日:No.046坂本竜馬と東海道
 ここ数ヶ月、井上靖氏の小説にはまっていました。その井上氏の小説もあらかた読み終えたので、久しぶりに時代小説を読みたくなり、読み始めたのが「竜馬がゆく」。ご存じ司馬遼太郎氏の代表作です。文庫本で全8冊と、かなりのボリュームです。
 この「竜馬がゆく」、読み始めていきなり引き込まれました。竜馬は、江戸で剣の修行を行うべく、故郷・土佐を出発するわけですが、まず伏見に着いたのち、ひたすら東海道を歩きます。桑名の渡しで一日足止めを喰った後、宮、岡崎、御油と宿泊。うーんリアルすぎるー。しかも、白須賀宿の先の潮見坂では、その景色に大いに感動しています。これが、事実だったかどうかは別にして、とても惹かれてしまったのでした。

 でも、歴史上の人物は少なからずこの東海道を往来していると考えて良いと思うんですよね。それは、一般の町民から大名クラスまで。他に道がなかったのですから、当然と言えば当然です。
 その中でも、歴史上の人物として名高い「坂本竜馬」が歩いた道を自分も歩いたと思うだけで、なんだか嬉しくなってしまいます。竜馬のことは、これまであまり意識していなかったのですが、一気に親近感を感じてしまいました(笑)<馴れ馴れしい

 ちなみに、この「竜馬がゆく」によれば、新居宿から江戸(日本橋)まで8日で着いていると書かれています。この区間、私の場合は14日もかかっています。昔の人がいかに早かったか、よくわかりますね。それとも、私の歩くのが遅いという話もあったりして。


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2003年4月29日:No.047街道歩きについて
 すっかり春真っ盛りとなりました。春真っ盛りとはあまり用いない表現だと思いますが、この言葉が適当かなと使った次第。
 さて、先月末に甲州街道を歩いて以来、既に一ヶ月が過ぎようとしています。先月から、土曜日になると雨が降るという摩訶不思議な天候のため、なかなか歩きに行けない状況です。「日曜日に行けば・・」とお思いになるかもしれませんが、日曜日は次の日から通常の仕事が始まるため、出来れば旅の次の日はゆっくりしたいので・・(笑)<ちょっとぐうたら者です
 まぁ、街道は逃げていくわけでもなし、ぼちぼちと時間を見つけて歩きに行きたいと思っています。それに、あまり忙しなく歩きたくないし。最初の東海道がそうだったのです。
 ちょうど、東海道制が敷かれて400年目という節目の年に当たっていたため、JR東海が格安のチケットを販売しました。私は、「せっかくのイベントだ」・・と思い、大いに利用させて頂きました。
 ところが、期限付きということもあって、それに縛られるような形で忙しなく歩いてしまった箇所が何箇所かあり、ちょっと後悔が残るようなところなどがありました。
 現在歩いている甲州街道では、できるだけ後悔しないような街道歩きを楽しみたいな〜と思っている次第です。ここのページを楽しみにしている方もいらっしゃるかと思いますが、歩きに行かなくても更新したいと思っている作業は山ほど溜まっているので、どうぞ気長に見守って下さいまし。ゴールは今年末か、遅くとも来年の春には<先は長そうです


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2003年5月14日:No.048街道歩きについて2
 すっかり更新が滞っておりまして、皆様方にはご迷惑おかけ致しております。。。


 緑が街を彩る季節となりました。気候もすっかり春から夏に変わろうとしております。このくらいの時期って、一番気候的に過ごしやすくて、暑くもなく、はたまた寒くもなくと、街道歩きにはとても適した季節だと思います。ただ、個人的には秋が一番好きなのですが。<食べ物は美味しいし、景色は紅葉がきれいだし
 そんな良いことづくめの季節でありますが、やはりこれから夏を迎えるということもあって、秋に比べてとても気温は高くなってきます。特に、ここ数年の異常気象により、5月なのにすでに30度近くまで上がるところもあります。そのため、私も2年前の6月頭に京都でゴールした時は、バテバテでした(当時、京都は30度越えていたそうな)。
 気温が高くなり、太陽がサンサンと降り注いでくると気をつけなければならないのが、熱中症です。一時期は日射病が主に言われておりましたが、最近は熱中症という言葉を良く聞きますよね。熱中症とは、暑さによって体調が崩れてくることを言いますが、ホントに気をつけなければなりません。
 予防法としては、よく言われるのが「水分補給」をこまめにすること。あとは塩分もでしょうか。汗をかいた分、それを補う必要があるということでしょう。そして、こまめな休憩も忘れないことですね。やはりなんと言っても体が第一です。無理せずに歩くことが一番重要なことです。
 私は、こんなこともあって、甲州街道の続きを歩くことは控えているのです。私は現在勝沼まで歩きまして、この先は甲府盆地をひたすら歩くことになります。この時期すでに30度を超えているという甲府盆地を歩くことは、ちょっと体調崩す原因になりかねないので、涼しくなるまで控えようと思っているのです。

※今回は、色々と書きましたが、あくまでも素人の経験に基づく事柄なので、専門的なことは、おそらく他の方が詳しく述べていると思いますので、そちらを参考になさって下さい。


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2003年5月29日:No.049ぐるっとパス
 全長500km弱の「東海道」を歩き終えたのは、約1年前でした。月日の経つのは早いものです。あれからもう1年が過ぎたのですね。この間、甲州街道を歩きはじめ、また脇街道の美濃路を踏破するなど、すっかり街道歩きの魅力にとりつかれてしまいましたが、ここ2ヶ月ほど歩きに行ってません。行ってないというよりも、行けないというのが正解でしょう。

 それでも、忙しい時間をぬって、街道に関係する施設等の見学に行って来ました。その際にとっても役に立ったのが今回のタイトルにもある「ぐるっとパス」でした。これは、東京都内を中心とした、美術館や博物館等の常設展(一部企画展も含む)を1,800円という格安の値段で見学し放題なのです。ただし、期限は最初に使用した日付から1ヶ月なので要注意。
 せっかくだからたくさんの施設を廻ろうと、時間の許す限り施設に足を運びました。街道・歴史関係では「深川江戸資料館」「芭蕉記念館」「江戸東京博物館」などを見学に行きました。どの施設も良かったのですが、圧巻は「江戸東京博物館」でした。両国の国技館横にあるへんてこりんな建物(失礼)がそれです。ちなみに、この建物、菊竹清訓さんという有名な建築家が設計しているんですね。

 この「江戸東京博物館」、でかい!はっきり言って1日居ても飽きないというより、じっくり見たいならば、1日かけた方が良いとも言えるくらい大きいのです。しかも、内部はとても広い空間を擁しており、かつての「日本橋のレプリカ(復元したもの)」などもあり、実際に渡ることもできます。日本橋から五街道を歩かれる方は、まずここを訪れると良いかもしれませんね(笑)
 内部は写真撮影可だったのですが、惜しいことにカメラを忘れてしまって、写真を撮ってこれなかったのは残念でした。でも、またいつか訪れてみたいと思いました。

 なんにせよ、江戸が開府して400周年ということで企画された「ぐるっとパス」。これを機会に美術館や博物館等を訪れてみたい人にはオススメです。ちなみに、動物園や水族館なども行けますよー。


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2003年6月22日:No.050鎌倉
 梅雨の中休みとでもいいましょうか・・・今週末はとても梅雨の時期とは思えないほどの快晴に恵まれました。しかも、もう真夏かと思わせるかのような気温・・・なんとこの時期に早くも30度を超えて真夏日を記録したとか。やはりこの時期に街道歩きは、ちょっときついかもしれませんね。
明月院のあじさい。「あじさい寺」と呼ばれるだけあり、あじさい一色でした 昨日の土曜日、思い立って久しぶりに鎌倉を訪れました。目的は「あじさい」を見に行くこと。ちょうど見頃だとの情報と、天気も良いということもあって、頑張って早起きして出かけました。と言いつつも、自宅から鎌倉まで1時間かからないんですよね〜知らなかった(笑)
 あじさい寺の通称がある「明月院」を主に、北鎌倉から源氏山方面を越えて鎌倉駅まであじさいを見つつのんびりと歩いたのですが、あまりの暑さにお昼頃に引き上げました。
 その途中、7つあるという切り通しのうちの一つ、「化粧坂の切り通し」を歩きました。鎌倉街道は、東海道や甲州街道より以前の鎌倉時代から南北朝時代、室町時代に主として用いられていた街道ですが、いつか歩いてみたい街道の一つです。
 さて、今日の写真は、あじさい寺(明月院)のあじさいです。晴れた景色はあまり似合わない花だとも言われますが、サンサンと降り注ぐ太陽の下でのあじさいも良いものです。そろそろ見頃も下降線になるかと思います。行かれる方はお早めにどうぞー。


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2003年6月24日:No.051今昔三道中独案内
 週末の快晴からうって変わって、昨日から再び雨の日が続いています。このじめっとした気候、なんとかならないでしょうか。と嘆いても仕方ないのですが、いつまで経っても、この気候には慣れません。というより、年を重ねるにつれて、段々と身に応えてくるのは私だけでしょうか?

先週末に鎌倉を訪れた時に歩いた化粧坂切通し さて、今回は表題に掲げました「今昔三道中独案内」ですが、これは街道歩きをしている人ならほとんどの人が耳にしたことのある人物が書かれた本です。その人物とは、今井金吾氏。街道ウォーカーからしてみれば、今井氏の書いたこの○○独案内はバイブルと言っても過言ではないものなのです。
 特に、この「今昔三道中独案内」は昭和53年(1978)に発行されたのですが、現在は絶版になっています。実は、私も甲州街道を歩くにあたって、ずっとこの本を探していたのですが、なかなか見つかりませんでした。そりゃ、絶版なのですから、見つからなくて当然ですね(笑)
 結局あちこち探しまくって、友人のつてを使って図書館で借りてコピーを取りました。
 そんな貴重な本なのですが、今、この本を復刊しようという動きが出てきました。私がお世話になっているはぐれ雲さんのBBSでの常連・おかもとさんからの提案で、100人の人が投票すると絶版本の復刊を申請できるというサイトがありまして、そこでみんなで投票をしようと呼びかけたのです。私も遅ればせながら、先日投票させて頂きました。
 そこで、ここのサイトに訪れて下さった方にお願いなのですが、この本の復刊にご協力していただけないでしょうか。もちろん強制なんかではなく、本に興味を持って頂いた方のみで結構です。甲州街道、日光街道、奥州街道を歩いてみたい、またその三道に興味があるという方、この本は参考になると思います。(無事復刊致しました。ご協力ありがとうございました)

 さて、今日の写真ですが、先日鎌倉に訪れた際に歩いた化粧坂切通しです。たくさんの人が歩いていて、なんか緊張感に欠けましたが、地面が濡れていたため、滑りやすくなっており、ちょっとスリリングでした(笑)


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2003年7月27日:No.052青春18切符
 今朝は寝坊してしまいました。もし、予定通りの時間に起きていたならば、川越に散策しに行こうと思っていたのですが、起きた時間は9時・・・・撃沈です。しかも二度寝して最終的に起き出したのは11時・・・オイオイ。休みの日ぐらいゆっくりと・・・というより、休みの日だからこそ・・と思っていたのですが、身体が言うことをきいてくれませんでした。これは、また来週以降に持ち越しです。
青春18切符! さて、何故川越に行こうとしたのか。別に川越じゃなくても、どこでも良かったんです。とにかく、普段はなかなか行けないようなところをフラッと訪れてみたかったのです。それは、何年ぶりかで「青春18切符」を購入したためです。私の記憶が確かならば、青春18切符を購入したのは、1999年の夏以来となるでしょうか。
 1日2,300円で、日本全国のJRが乗り放題なのです。かつては、これを使って東北方面や関西方面を訪れたものですが、最近はひたすら鈍行に乗り続けることが出来ない身体になってしまいまして(仕事の関係で新幹線に乗る機会が増えてしまったので(笑))。しかし、今年は久しぶりに近場をフラフラしてみようと購入してみました。
 今のところ、川越(埼玉県)と白河(福島県)、佐原(千葉県)辺りが候補地になっていますが、これから色々と調べてフラフラと放浪しに行きたいな〜と思っています。

 さて、そんな手持ち無沙汰となってしまった今日は、買い物ついでに出かけた鶴見より川崎の自宅まで旧東海道を歩いてきました。この道を歩いた時は東から西だったので、その逆はとても新鮮でした。いつの日か、京都から日本橋も歩いてみたいな〜と思いました。


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