東海道を歩く(東海道五十三次)

 ◆特集!蓬莱橋をゆく


東海道筋のお薦めスポット第2弾です。
今回は、東海道筋からは外れてしまうのですが、島田宿近くを流れる、かつての東海道の難所でもあった大井川に架かっている「蓬莱橋」という木賃橋です。
「蓬莱橋」は、全長897mで世界一長い木造歩道橋ということで、ギネスにも認定されています。しかも有料です。
私が訪れた日は、たまたま年に1度の「ぼんぼん祭り」の日であったことから、かなり多くの観光客が訪れていました。個人的には、ひっそりとした空間を味わいたかったこともあって、あまり写真を撮りませんでしたが、特集第2弾として、これまでの未発表の写真及び地図を掲載致しました。ごゆっくりと蓬莱橋を堪能してください!


NEWS!蓬莱橋パノラマ写真公開!

2005年9月、2年ぶりに蓬莱橋を再々訪しました。今回は、気合い入れて始発を乗り継いで行ったので、人っ子一人いない空間を、ついに堪能できました!というわけで、それを記念してパノラマ写真風に仕上げてみたので、よろしければご覧下さい。橋の中央部分から、ぐるっと360度見渡してみました。


蓬莱橋パノラマ写真公開!(2005.09.14up)


NEWS!蓬莱橋通行止めに!

2003年8月の中旬に日本を襲った台風10号の影響により、蓬莱橋の橋脚が流失してしまったそうです。その真相を確かめるべく、2003年8月18日に蓬莱橋を再訪しました。2001年5月以来2年ぶりです。
通行止めになってしまった蓬莱橋前回訪れた時は、蓬莱橋ぼんぼん祭りと重なり、多くの人で賑わっていましたが、今日は通行止めということもあってか、人は一人もおりませんでした。
通常ならば、橋の入口部に小屋があり、そこの管理人にお金を払って橋を渡るのですが、今回は通行止めであるため、無料でよいとのことで、ちょっとだけ橋を歩きました(と言っても100メートルも歩けません)。それが左の写真。ここから先は通行止めです。このちょっと先の橋脚が流されたようです。ただし、下から見た時は橋脚があったように見えたので、応急処置はしているのかもしれません(写真の上にマウスを載せると、下から見た蓬莱橋の写真を見ることができます)。
情報によりますと、今年度末(2004年3月)まで通行止めだそうです。
それから、通行料金が2003年4月1日より従来の50円から100円に値上げしました(大人1人)。訪れる方は注意してください(ただし、通行止めの間は無料(歩けるのは100メートル弱ですが))。
(2003.08.18追記)

蓬莱橋周辺MAP
※MAP上の番号は、おおよその撮影場所で、下の写真の番号と一致しています。


 蓬莱橋関連
蓬莱橋入口部にて 先がっ ぼんぼん祭り
1.蓬莱橋入口部にて
〜ここでお金を払っていざ出発〜
2.おお〜っ
〜どこまでも続く橋なのだ〜
3.ぼんぼん祭り
〜手作りぼんぼんが迎えてくれました〜



まだまだ先は長いぞー 大井川 対岸に到着っ
4.どこまでも続く橋
〜一部新しく架け替えられてます〜
5.大井川
〜これから歩く方角を望みます〜
6.対岸に到着
〜今まで歩いてきた橋を振り返ります〜



今度は帰り道 やっぱり振り返ります そろそろ終着点
7.再び戻ります
〜戻り道も何故か振り返って写真を〜
8.段々と対岸が遠くに
〜手すりがなくスリル満点〜
9.そろそろ終着点
〜往復2キロの道のりも終盤に〜




蓬莱橋についての所見
とてもユニークな橋
東海道を歩いていた時、島田宿付近を通過する時は、必ず立ち寄ろうと思っていた「蓬莱橋」。それは、東海道歩きの先駆者達のコメントと写真を見て思ったのでした。その空間を自分の目で見てみたい・・その気持ちが全てでした。
そして私が訪れたのは、5月の下旬・・・ちょうど年に1回の蓬莱橋ぼんぼん祭りの日でした。正直言いますと、私の想像していた世界とは、かなりかけ離れていました。でも、年に1回のお祭りに巡り会えたこと、そして人混みの多さが気にならないほど、その橋の魅力が十二分に伝わってきたのです。
再度訪問したいっ
実際に歩いた直後に記した放浪日記第11日目において、私はこんなことを書いていました。

「そこには俗世間と離れた異空間が存在していたのであった。」

まさにこの言葉が適切だと思われる蓬莱橋、人間の手によって生み出されたものなのに、それをも超越した何かを感じました。そのパワーに魅せられていたこともあって、実はあまり写真を撮らなかったのです。いや、撮れなかったという方が正解でしょう。そのため、今回はあまり満足のいく写真の掲載することができずに、ニュアンスが思うように伝わらないのが残念です。
でも、また、いつの日かここは訪れてみたいと思います。誰も人がいない時を狙って、その空間を独り占めしたいな〜と思ってます。


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