東海道を歩く(東海道五十三次)

 ◆特集!薩た峠をゆく


東海道筋のお薦めスポット第3弾です!
今回は、東海道沿いの難所の一つ、薩た峠です。その昔、歌川広重が描いた東海道五十三次の絵と、今も変わらない景色を見ることができる、数少ないポイントの一つでもあります。広重が描いた薩た峠は、薩た峠から旅人が富士山を望んでいる絵で、由比宿の絵として描かれています。
その昔、この峠を越える道として「上道」「中道」「下道」と3つありましたが、現在は、中道が主筋となっているようです。
私が訪れた日は、5月上旬の天気の良い日でしたが、残念ながら広重と同じような富士山の姿を見ることはできませんでした。前回の「蓬莱橋」の特集でも書きましたが、ここもリベンジ箇所です。
特集第1弾、第2弾と同様に、これまでの未発表の写真及び地図を掲載致しました。ごゆっくりと薩た峠を堪能してください!


薩た峠周辺MAP
※MAP上の番号は、おおよその撮影場所で、下の写真の番号と一致しています。


 寺尾の街並み関連
寺尾の街並み 東海道あかり博物館 小池亭
1.寺尾の街並み
〜落ち着いた街並みが見られます〜
2.東海道あかり博物館
〜朝早すぎて見学できず〜
3.小池亭
〜左に同じ。(国の有形文化財)〜



 倉沢の街並み関連
鞍佐里神社 倉沢の街並み 望嶽亭
4.鞍佐里神社
〜ちょっと高いところにあります〜
5.倉沢の街並み
〜間の宿として位置づけられていました〜
6.望嶽亭
〜山岡鉄舟がかくまわれたところ〜



 薩た峠関連
西倉沢一里塚 広重と同じ構図!だが・・ 清水側は?
7.西倉沢一里塚
〜江戸から数えて40番目〜
8.広重と同じ構図
〜残念ながら富士山は見えず〜
9.清水側は
〜8と反対側はこんな感じに〜



峠道にはこんな案内板も 峠の頂上が近くなると、こんななだらかな道もあります 薩た峠頂上付近より
10.案内板
〜薩た峠に向かう途中にこんな案内板も〜
11.なだらかな峠道
〜左の案内板の近くはこんな感じに〜
12.薩た峠頂上付近より
〜やはり富士山は見えず〜



頂上付近はたくさんの人で賑わっていました〜 頂上付近には様々な碑がありました。静岡県おなじみの案内碑も 結構急な階段になっていました
13.薩た峠頂上付近より
〜頂上付近には絵を描く家族の姿も〜
14.様々な碑
〜頂上付近はたくさんの碑がありました〜
15.下り道
〜頂上から興津宿に向かって下ります〜




薩た峠についての所見
今も昔も変わらない峠
かつては、東海道沿いの難所の一つとして挙げられていた「薩た峠」ですが、現在では、頂上近くに駐車場が出来ており(※)、ある程度車で登れるようになっており、昔ほどの難関ではなくなっていると思いました。それでも、かつて広重が描いた構図と同じものを目にすることができたのは、やはり感慨深いものがありました。まさに、「景観」という点においては、今も昔も変わらない峠と言っても差し支えないかと思います。これで富士山が見えていたら、もっと最高だったでしょうね。
(※)駐車場があるのは、日本橋側で、京都側には駐車場はありません。
再度訪問したいっ
これまであちこちに書いてきましたが、私が訪れた時は、残念ながら富士山の姿を見ることができませんでした。それほど残念なんです、富士山が見えなかったのは。もっとも、東海道を歩いていた時は、三島から富士に向かった時しか富士山の姿を見れなかったのですが(笑)
まぁ、これがために、ここはリベンジしたいポイントの一つであります。写真を見ても、やはり何かが足りないと思われるかと思います。(これは、いずれ比較の対象となるような、広重の絵画も掲載しますので、私が見た景色と比較してみて下さい)
もちろん、次に訪れる時は、富士山に雪が積もった時ですね。


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