#第14日目|須原−上松 平成18年(2006)5月5日(金) 天気:快晴


中山道行程図〜第十四日目|須原−上松

■第3日目スタート
八重桜
【民宿近くの八重桜が見頃】
 宿泊した須原の民宿で、朝からお腹いっぱいご飯を頂く。っていうか、あきらかに食べ過ぎ・・・。
 今回の中山道歩きも3日目であるが、今日が最終日。今日は、福島宿(木曽福島駅)までを予定しているが、昨日一昨日以上に気温が高くなるとのことなので、体調と相談して無理せずに行けるところまで行くことに。意気揚々と民宿を出発!(8:40)

 今日は、国道歩きが昨日以上に多いようなので、ちょっとうんざりしつつも、木曽川横に続く道だし、話をしていればあっという間に過ぎ去ると思うので、それほど凹むことなく、逆に気合いを入れて歩き始める。

  旧道に復帰。いきなり国道歩き。・・のはずが、国道を逸れて鉄道沿いに歩行者専用道が続いていたっ!予期せぬ道に無邪気に喜ぶ2人(帰宅後、よくよく手持ち資料を見たら、その通り書いてあった・・)。
 車の排気ガスとは無縁の、高台に続く気持ちよい道を歩きつつ、この後起きるだろう「イベント」のことを想定しあう。うわー楽しみだ!そして、ようやく国道に合流
須原宿を抜けて国道に合流する地点を振り返って撮影
国道合流地点
こんな道があって快適だ
国道脇の歩道
眼下に木曽川などが流れて良い感じ
高台の道
しばらく国道歩きが続きます・・・うぇー
国道に合流


■今昔木曾街道六十九次−須原−
 広重が描いた須原宿の絵は、パッと見ただけではどこだがわかりづらいが、なんでも、宿場の北外れの東側のうっそうと繁った杉林の中に建てられていた鹿島祠付近だとのこと。手持ち資料を見てみると、この風景と似たようなところが現在も存在するようだが、残念ながら街道沿いにはそのような風景を見かけることができなかった。
 ので、一応上記の場所付近を撮影。ちなみに、広重の絵は突然雨が降り出したような光景であるが、この天気の良い日では、それを再現出来なかった。
木曾街道六十九次 須原 広重作

  国道歩きが続く。左手にコンビニタイムリーを見つつ、ひたすら国道をゆく。上郷地区で、左に逸れる脇道があり、そちらが旧道だったのだが、うっかりして通過してしまう。
 小さな川を渡って、大桑村から上松町に入る。地図を見ると、池の尻地区で一端裏道に入るはずだが、よくわからない。現地と地図をよくよく見比べた結果、閉店したドライブインらしきところの脇に続くところが旧道らしい。ので、そのまま緑の草道へ。
前後にコンビニはないので、買い物はこちらが便利
左手にコンビニ
ちょっと入っていきづらいですが
閉店したドライブイン横をゆく
タンポポが街道に彩りを
街道に彩りをそえるタンポポ
ほんのちょっとだけど気持ちよい道
緑の草道

■うっかり旧道を通過...
  気持ちよい緑の草道を歩いた後、再び国道へ。ここで、歩道は道の反対側にあるので気をつけて横断しましょう!国道合流後、500mほど歩き大沢橋という橋を渡る。旧道は、この橋を渡ってから、国道を逸れて裏道をゆくのであるが、ここもうっかりして通過してしまう。気づいたのは、倉本駅が見えてから。今日は、こんなんばっかだ・・・ちょっとお疲れ気味かなぁ・・?
 しばらく国道を歩き、左手に色鮮やかな桜が植わっている間に旧道が続いているので、信号のない横断歩道を気を付けて渡る。木曽路は、こんな道ばっかだなぁ・・・。その後、落ち着いた街並みが続く裏道をのんびり歩く。
橋を渡って右折するはずが・・・
大沢橋
まぁ、国道は歩きやすかったですけどね(負け惜しみ)
右手に倉本駅
春ですなぁ〜
桜の間の道をゆく
のんびりと
落ち着いた街並みをゆく

■つり橋に立ち寄る
 旧道らしい気持ちよい落ち着いた道を歩いている途中、ふと左手を見るとつり橋が見えたので立ち寄ってみることに。
 つり橋の上に来ると、周りを青々とした山々に囲まれ、眼下にはこれまた青々とした水が流れており、あらためて木曽路は山の中にあるということと、都会のビル群では体験する事の出来ない、広々とした空間を堪能することができる。気持ちよいぞー!
つり橋だぁ 川はそれほど水量が多くありません

■裏道から裏道へ
 前方に赤い歩道橋が見えたところで国道に合流。ここでまたもや道の反対側に渡るのだが、本来ならこの歩道橋を使うのが安心だが、車が跡切れたので国道を横断。横断の際は、本当に気を付けませう。ということで、そのまま裏道へ。
 その裏道はあっという間に終了。が、国道に合流後、右手に神明神社を見つつすぐに右に曲がる道へ。草の道で、ちょっと躊躇してしまうが、ここが旧道。鉄道トンネルをくぐると、人しか歩けない草の道(登り坂)が鉄道脇に続いている。ふと、なにげに振り返ってみると電車がやってきたので一枚撮影。
本来は横断する際に使うべきですが
赤い歩道橋
右折する手前に
神明神社
ちょっと寂しげな感じですが大丈夫
鉄道トンネル
タイミング良くやってきました
振り返ると電車が


■眺めの良い高台にて休憩
犬にやられました・・・
【高台で休憩】
  道を登り切ったところ付近から下を望むと、間伐材が並んでおり、南木曾駅と同じような光景が。ここで、少々休憩することに。

 休憩中、前方からこの先に住んでいるらしきおじいさんが犬を連れてやってきた。するとなにやら話しかけてきた。方言だったので以下要約
 「どこに行くんだ?(木曽)古道か?」「いえ、中山道です。」「古道は、道が荒れてるからやめた方がいい」「わかりました。ありがとうございます。」
 ここまでは良かった。その後、犬を連れておじいさんが真横を通過しようとした時、犬が襲ってきたっ!!
 ところが、おじいさん、動揺するまでもなく「メスだでな」の一言で、そのまま去っていくではないかっ・・・私の手には、犬の唾が・・・(泣

 しかし、風に吹かれて、良い景色を眺めてゆっくり出来たので、20分ほどで出発。


■ももんがさんご夫妻との出会い
プライバシー保護
【記念撮影】
  先ほどのおじいさん宅らしき家を通過後、ついに待望のイベントが発生!前方からリュックを背負った2人組がやってきた。同じように街道歩きをされているサイト「歩く!!」のももんがさんご夫妻だ!!

 さかのぼることこの旅立ちの数年前、中山道でお会い出来たらいいですね〜なんて気軽に話していたことがきっかけになり、今回の木曽路の道中、どこかですれ違うことが判明したので、お互いの行程を連絡しあい、それが現実になったというわけだ。
 15〜20分ほど雑談。初めてお会いしたとは思えないほど、妙にしっくりきたのは、街道歩きという共通の話題があるだけではなく、お二人の人柄に全て起因しているのだと思う。とっても、素敵なご夫婦でした。短い時間でしたが、とっても楽しく印象に残ったひとときでした。また、どこかでお会いしましょう!!(結構ご近所さんですし(笑))

 というわけで、記念撮影を行った後、道中の無事と又の再会を誓ってそれぞれ東へ西へ別れ行く・・・。

  ももんがさん夫妻と別れ、しばらく連れと興奮冷めやらぬまま歩みを進める。ふと左手を見ると、眼下に広がるサッカーコートにサッカーを行っている少年達が。この旅に来る前に宿の予約の電話をしたところ、上松でサッカー大会があるとのことで、上松近辺のどの宿も予約出来なかったのだが、どうやらかなり大きな大会のようだ。
 線路沿いの道を下って、突き当たったところで左折して線路をくぐって国道に合流。国道合流後、300mほど進み、再び裏道(荻原地区)へ。が、この道はあっという間に終わり国道へ。その国道に合流する付け根に一里塚跡碑。私は、見逃していたが、連れが「一里塚碑があるよ」と教えてくれた。良かったー。京都から64番目、日本橋から73番目。中山道の半分までまだまだだ。
これがため上松の宿は予約が出来なかったのです
サッカーコート群が
良い感じだー
線路沿いの道
ちょっとだけですよ
国道を少しだけ
危うく見逃すところでした
一里塚碑と案内板

■小野の滝

  国道なのだが、緑あふれる道をゆく。しかし、かなり暑い・・。とても5月とは思えない気候に、少々バテ気味のまま、小野の滝になんとか到着。
 広重の描いた上松宿は、小野の滝を描いている。このことは、以下に述べることにして。まずはマイナスイオンをたくさん浴びつつ、のんびり40分ほど休憩。
 今日で3日目、そしてこの気温上昇のため、無理せずこの先の上松駅で本日の歩きを終了することに。
小野の滝 滝壺
水量は豊富


■今昔木曾街道六十九次−上松−
 上松宿も、広重が描いている。広重にしては珍しく、メジャーなスポットを描いている。木曽八景の一つに数えられている「小野の滝」である。と言っても、上松宿からは、結構離れているが。
 この小野の滝は、現在でもかなり豊富な水量を誇っており、広重の絵を見る限りでは、それほど大差がないように見受けられる。実際に、木曽八景の一つとなっていたり、広重のみならず、様々な文化人が紀行文や浮世絵の題材にしていることからも伺い知ることができる。
 広重は、手前に旧道を入れた構図をとっているが、現在の滝と旧道の位置の関係から同じ構図を収めるのは、広角レンズでも使わなければ難しいため、滝のみの写真を撮影した。
木曾街道六十九次 上松 広重作


→第十四日目|須原−上松その2 へ


2006.10.18update


トップページ中山道を歩く放浪日記>第十四日目須原−上松