解夏(げげ)


解夏

聖福寺の鬼塀
山門
諏訪神社の急傾斜な階段
ドンドン坂

 今回、長崎を訪問したきっかけは、冒頭のイントロで述べたように、「解夏」という映画を見たのがはじまりでした。
 「解夏」は、2003年に公開された、さだまさしさん原作の映画です。

 小学校教師・隆之(大沢たかおさん)は、視力を失っていくベーチェット病だと診断される。恋人の陽子(石田ゆり子さん)に別れを告げ、故郷の長崎へ帰る。一方、陽子は隆之が忘れられず、彼を追って長崎へ。美しい風景が二人を温かく見守る恋物語。(以上長崎ロケ地マップ2004パンフレットより)

 言葉を替えれば、長崎の観光ガイド映画と言っても良いかもしれません。それほど、長崎という地が魅力的に映し出されていました。今回、残念ながらその舞台となったところ全てを訪問することは叶いませんでしたが、その一端には触れることが出来ました。
 ・隆之と陽子が仲良く歩くシーンに使われたドンドン坂
 ・何度も行き来するのに使われた隆之の家の前の道(大浦天主堂脇の道)
 ・二人並んでデートするシーンで使われた諏訪神社

 そうした中、今回一番印象に残ったのは、旅の最後に訪れた「聖福寺」(しょうふくじ)。主人公隆之の幼い頃の遊び場であったり、隆之と陽子との再会シーンに使われたり、2005年6月に亡くなられた松村達雄さん演じる林老人から「解夏」の話を聞いたり、映画のキーポイントであります。

 平日の昼下がり。人っ子一人誰もいない静寂空間の中、ときおりセミが鳴き声や風がそよぐ音を聞きながら、小1時間休ませてもらいました。



 長崎・・・良いところでした。
 またいつの日か、会えるその時まで。 

聖福寺を眼下に

2005.12.31up

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