ここ数年の異常気象の影響故か、気象庁発表の桜の開花予想は、発表されるたびに変更され、結果、予想は今年も外れました。これだけ科学が発達していても、自然現象には及ばないという現れの一つかもしれません。
　さて、一昨年は千鳥ヶ淵や目黒川、昨年は長野県上田市と、ここ数年桜を見に出かけていました。今年は、日光街道沿いの権現堂桜堤（埼玉県幸手市）に行こうと思っていましたが、予想以上の開花の遅れと、仕事上の都合により断念。しかも、肝心の見頃の時に首都圏を離れて、遠く沖縄へ出張に行っていたので、今年は花見に行けないと思っていましたが、出張帰りに無理をして、近場の東京桜めぐりをしてきました。

　早朝6時に目覚ましをかけて起床。家事を終えて、まず向かったのは青山霊園。権現堂桜堤が見れなくなった代わりに、桜並木の続くところを歩きたかったので、ここを選びました。どの木も、見事なまでに花を蓄え、満開の桜並木をゆっくりと散策しました。朝早いため、人もまばらで桜色の空間を独り占めした気分でした。

　青山霊園を後に、東へ向かいます。ほどなくして時代の先端をゆく六本木ヒルズに到着。２年ぶりくらいかな〜ここに来るのは。けやき坂にでも桜が植わっていないかと思っていたのですが、残念ながら植わってませんでした。その代わりに、ヒルズ横の庭園に数本桜が植わっていました。確か毛利庭園という名が付いていたはずです。この辺りに毛利家の江戸屋敷があったとか。

　ＦＭラジオJ-WAVEのケヤキ坂スタジオは、ここ六本木ヒルズに隣接しています。いつだったか、女優のりょうさんがJ-WAVEのナビゲーターという役のドラマを放映していましたよね。

しかし、こんな今風な空間は、私みたいな古い人間には似合いませんな。というわけで、再び次の地を目指します。

　麻布十番を抜け、ブラブラ歩きつつ到着したのは東京タワー。さすが東京の観光名所の一つ。朝から観光客が。外国人観光客もいますよ。そんな観光客に混じって東京タワーを下から撮影した後、増上寺へ。ここは、先週も訪れましたが、別の桜木が見頃を迎えていました。

　実は、東京タワーは一度も登ったことがありません。ほぼ毎日目にしていますが、えてしてこういうものです。

　おまけの写真を１枚。地元川崎の川崎駅前の桜並木です。ちょっと散りかけ始めている時期でしたが、ここの桜並木は、なかなか見事です。電車に乗っていても見えるので、目にした人は多いのではないでしょうか。
　（余談）個人的には、同じ川崎の小田急沿線の柿生−新百合ヶ丘間の桜並木が好きだったのですが、先日小田急線に乗った際に確認したら、鉄道敷と桜並木の間にマンションが林立しており、とてもガッカリでした。