#神奈川県三浦市城ヶ島 平成19年(2007)1月27日(土) 天気:晴れ
京急 雑誌の取材を兼ねて、神奈川県の三浦半島の突端・城ヶ島を訪問しました。恐らく小さい頃に家族旅行に出かけていると思いますが、どうも記憶には残っていません。というわけで、ほとんど初訪問に等しいと思える新鮮な気持ちで、島巡りをすることができました。

 今回使用したのは、京浜急行が発売している「三浦半島1DAYきっぷ」。横浜駅と三浦半島の往復と三浦半島エリア内(だいたい全て網羅)の京急線及びバスが乗り放題で1,400円!とてもお得なきっぷでオススメです。



■城ヶ島大橋と白秋歌碑
 京急で終点・三崎口駅に到着後、バスに乗り換えます。ちょうど水仙まつりが開催されているためか、バスの車内は、同じような目的の観光客でスシ詰め状態。そのままバスに揺られること約30分、城ヶ島に到着です。

 最初に向かったのは、北原白秋記念館。城ヶ島の対岸・三崎に詩人・北原白秋は一時期住んでいたことがあったようです。それがため、記念館が建てられているのですが、詩を見てもイメージが掴めません。どうも詩人にはあまり縁がなく・・・。
 記念館前に広がっている砂浜に歌碑が建てられています。この歌碑は、白秋の直筆だそう。「雨はふるふる城ヶ島の磯に・・・」と書かれています。先ほど渡ってきた三崎と城ヶ島を結ぶ城ヶ島大橋とのセット風景はとても良い感じ。かながわの景勝50選に選ばれているとか。

城ヶ島大橋と白州歌碑

ちょこちょこと訪問者が
白州記念館
美しい景色
白州歌碑と対岸の三崎

■県立城ヶ島公園で水仙を愛でる
 では、ここからいよいよ島1周しますよ。と言っても、1周約4〜5kmなのでそんなに大したことはありません。時計回りに回り始めたのですが、いきなり落石の恐れがあるということで通行止めになっていました。というわけで、仕方ないので車の往来する道を歩いて城ヶ島公園に到着。この公園に水仙が咲いているのです。もっとも、公園に来る手前あちこちに水仙は咲いていましたが。
 肝心の水仙の咲き具合は様々で、ちょっと小ぶりですが、甘い香りと可憐で美しい姿が惹かれる花です。
猫がかわいい
猫と水仙
小さな花で可憐で美しい
美しく可憐な水仙

■島東端を散策
 城ヶ島公園の東側から、さらに階段が続いていました。ちょっと下ってみると、島東端まで行けるようなので、帰りの急階段を気にしつつも足をのばしてみました。千畳敷のような広々とした空間が広がり、腰のくびれた安房崎灯台が島東端に建てられています。周囲を見回すと、遠く房総半島から対岸の三崎までぐるりと一望することが出来て、なかなかダイナミックな開放感があって良いところです。
下る途中から
島東端
あの風車仕事で視察に行ったことあります
対岸には風車が

島東端風景

浪がものすごい高かったのでビックリ
浪高し
今度は、もっと長居したいところでした
小さな島とは思えない豪快さ

■城ヶ島公園内の展望台からの景色
 再び公園に戻ってきた後、展望台があったので登ってみると、西側の伊豆半島方面は霞んでいたが、太平洋から房総半島、三崎までぐるっと360°絶景を一望することができる。しかし、すっごい風強しっ!思わず強風に煽られるくらいなのだ。
太陽を正面に
太平洋方面
手前は城ヶ崎公園
島東端方面
きれいな景色
対岸宮川地区方面
太平洋を進む洋上からの風景みたい
海に浮かぶ展望台(のように見える)

■うみう展望台
 長居した城ヶ島公園を後にしてハイキングコースをゆく。竹笹の道を歩いていると、「うみう展望台」に到着。ここから見える城ヶ島南面の断崖絶壁には、毎年11月から翌年4月にかけてウミウなどが飛来しているのだ。が、ちょっと断崖まで距離があるため、見えるのは小さな点ばかり。双眼鏡が欲しかったぁ〜
 写真を切り取ってみたので、写真の上にカーソル(矢印)を持ってきてみて下さい。アップのウミウ(?)を御覧になれます。←これが限界

うみうのいる崖


■馬の背の洞門
 馬の背の洞門は、長い年月をかけて自然(波浪・風雨)が作った海蝕洞穴です。自然の為しえる力に、あらためて驚いてしまいます。ただし、天井部はかなり危険な状態になっており、間違っても歩いたりなんかしないように!

自然の偉大さに敬服

この穴のバランスが見事
穴をアップ
美しい景色
この雄大な景色

■のどかな道をゆく
 ここからハイキングコースをゆきます。真っ青な空の下、眼下には太平洋が広がり、道沿いには水仙が植わり(まだつぼみ多し。ピーク時はさぞかし壮観だろうなぁ)、とっても快適!ちょっと風が強いけど・・。人通りも少なくのんびり歩いていると、前方が賑やかに。お土産屋や飲食店が集積している、島内唯一の繁華街だ。
気持ちよい道をゆく
こんなよさげな道をゆく
気持ち良さそう〜
トンビも
真っ青!
青い空
きれいなのだ
とてもきれいな水仙に癒される

■ようやく遅めのランチ
  時刻は14時過ぎ。もうお腹が空いたのを通り越していましたが、空腹に変わりはありません。ということで、城ヶ島灯台付近に連なる飲食店の中から手頃なお店に入ってお昼をとることに。
 なんでも、水仙まつりが開催中とのことで、マグロ丼が20%OFF!!ということで、さっそく注文。別途頼んだゲソ焼きをつまみつつこたつでぬくぬくしていると、やってきましたよーマグロ丼。マグロって、普段あまり食べないのですが、ブランドの三崎マグロだからか、とても美味しくてあっという間に完食!美味しかった〜♪

マグロ丼


■最後に城ヶ島灯台
城ヶ島灯台 最後に城ヶ島灯台を訪問。つい先日も銚子で内部に入れる立派な灯台を見たばっかりだったので、特段感慨もなく。付近をウロウロしてからお土産屋を抜けてバス停へ。ここから、バスに乗って三崎口駅へ。なんか事故が発生したらしく京急が遅れていましたが、とりあえず動いていたので無事帰宅。とても充実した旅路でした。


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2007.3.17update


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