雑学諸々−旅のプラン | |
■人は何故旅をするの?−旅のススメ− |
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人は、何故旅をするのでしょうか?何かメリットでもあるのでしょうか?‘メリット’‘デメリット’なんて言葉を使ってしまうと、いやらしく聞こえてしまうかもしれませんが。旅に出ると、得られるものがたくさんあると思います。様々なものを見たり聞いたりすることによって養われる「知識」「経験」、そして精神的に大きくなれる気がします(本当に気持ちだけかもしれませんが・・・)。 結局のところ、井の中の蛙のままでは、人間の度量というものも限られてしまうと私は思うのです。もちろん、こんな精神論なんかを前面に出すまでもなく、私の場合「心」そして「身体」が旅することを求めるのです。まるで、砂漠の旅人がオアシスを探し求めるように・・。 旅が好きな人は言わずもがな、あまり旅が好きではないという人も、まずは身近なところから旅をしてみてはいかがでしょうか?泊まりがけで遠くに出かけるだけが「旅」ではありません。普段行き来しているような近所だって、ちょっと視点を変えることによって、立派な旅と言えるものになるはずです。そうした旅をすることによって、視野が大きく拡がり、きっと何かが変わってくることと思います。 |
■旅をするにあたって |
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それでは、実際に旅をするにあたっては、まず何をすべきでしょうか。詳しいことは、次の「旅を計画すること」の項で述べることとして、ここで言いたいことは一つです。 旅に出かけた時に「何を見たいのか」「何を感じたいのか」 それすら浮かばないよ〜と思う人もいるかもしれませんが、好きなことが何か一つでもあるはずです。例えば、「自然に触れあうのが好き」「綺麗な景色が見たい」「花が好き」「昔ながらの街並みを歩きたい」「賑やかなところがいいな」等々・・・。これが旅のきっかけになるのです。興味のないことを追求しても、そこからは感慨を得ることは難しいかもしれません。 まずは、自分の好みのものから思いをふくらませて、行動に移してみてはいかがでしょうか。 |
■旅を計画すること |
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「旅をする」ために計画すること・・・それは人によって千差万別ですが、私のすることを例にとって話をすることにします。もちろん、私も「旅の形態」によって異なってきますが、ベースとなるようなことを主に書きます。 まずは、季節も視野に入れてつつ、旅に出かけてみたいところ(方面)を決めます。例えば、きれいな桜がみたい時は「春の吉野」とか、色鮮やかな紅葉が見たい時は「秋の東北」とかなど。 旅する季節・方面が決まったら、その旅で訪れたいところ(スポット)をチェックします。これは、一般に発売されている旅行雑誌やホームページなどが主な情報入手源になるかと思います。これらは、たいてい定番の観光地が載っているので、初めて訪れるところでは参考になると思います。そのうち旅のベテランになってくると、人にあまり知られていない「穴場」を求めるようになりますが、こういうスポットは、友人知人の口コミや、最近はホームページ等が有力な情報源となります。 こうしたスポットの情報収集の後は、どういうコースで廻るかを検討します。交通手段と言い換えてもいいかもしれません。車、電車、自転車そして歩きなど。これは場所によって変わるので一概には言えませんが、自転車や歩きの旅は、車では得られないものが待っていると思います。もちろん、現地までは電車などを利用することは言うまでもありません。そして、旅をすることができる期間(時間)も考慮して考えることも必要です。 それから、日帰りの旅なら必要ありませんが、宿泊施設の予約も見当する必要があります。旅に出かけたその日に現地で決めるというのも可能ですが、安心・確実を求めるのなら、事前に予約することをお薦めします。私は、東海道歩きの旅に行く時は、必ず前日までに予約をしていました。予約をすることのメリットは、「安心・確実」の他に、「事前予約割引」があるからです。最近はインターネット上で予約をすることが可能になっており、手間がかからず、しかも通常電話等で予約するより格安で予約することができるのです。 最後に、その土地の名物・名産などのチェックもしておくと、より一層旅が楽しいものになることでしょう。現地で美味しいものを食べるのもよし、お土産に美味しいものを買って帰るのもよし。 |
■旅に必要なもの |
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旅に持っていくものとして、何が考えられるでしょうか。これは人によって千差万別なので一概には言えないのですが、私の東海道放浪の例を挙げますと以下のものになります。あまり荷物はかさばらないように・・が基本です。 ○着替え (下着、靴下、Tシャツ、タオル等。季節の変わり目などは防寒対策なども忘れずに) ○貴重品 (ただし日本国内なら、郵便局等でお金をおろせるのであまり持たなくてもいいかも。) ○雨具 (もしもの備えは必要ですね。) ○カメラ (自分の心に焼き付けるという人もいますが、私は旅の思い出として必需品だと思います) ○地図 (実際に現地に行くと、道に迷うものです) ○携帯電話 (最近は緊急用としても重宝されており、海外で使用できるものも出ているようです) ○飲食料品 (非常食用も含めて。夏場は特に汗をかくので、必ず飲料水を離さないように) |
■体調 |
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そして、重要なことは、万全な体調で望むこと。体調が悪い時に景色の良いところに行っても、感動は半減してしまいます。そのために、普段からはもちろんですが、旅を行くことが決まった時点で暴飲暴食を控え、早寝早起きの規則正しい生活をして来たる楽しい日が来ることを待ちましょう。 しかし、旅先においても体調を崩してしまうことがあるかもしれません。そんな時は、決して無理はせずに。生きていれば、またいつか訪れることができます。まずは自分の健康を第一優先しましょう。また、もしもの時のために、保険証のコピーを持参しているのも良いでしょう。 |
■天候 |
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そして、もう一つ大事なことは当日の「天候」ですよね。しかし、こればっかりは自然の力、自分でどうこうすることはできないのですが、晴れの予想だったとしても、折り畳み傘くらいの雨具の用意は忘れないようにしましょう。特に夏場だと突然の夕立が・・なんてことがよくあります。多少荷物が増えてしまいますが、ずぶぬれになるよりはまだ良いかなぁ〜と思います。 |
2002.09.16現在
2005.09.24改変